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地域連携課題(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日(7月22日)の月曜日、2019年度、第2期の「地域連携課題」の学科内発表会が行われました。

 「地域連携課題」という授業名を聞いて、なるほど、と思った人はそうはいないと思います。この授業、本学科の3年生前期の授業、つまりクォーター制(前期を1期、2期の2つに分ける制度)で実施されるコーオプ実習の際、大学に残っている学生に向けて行われている授業です。今回の発表会はこちらで紹介した第1期の発表会に続き、本年度2回目の発表会となります。

 さて「地域連携課題」のシラバスをみると授業の内容は、「学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む」ものです。本学部は八王子キャンパスにありますから、この場合の「地域」は具体的には八王子市のことです。八王子市の「担当者等を講師に招いて地域が抱える各種の課題を学んだ後」に、「学生が自ら主体的に地域から課題を選定」し、その解決方法を提案する、それが地域連携課題の授業内容です。この授業はグループワークを基本とし、いろいろな施設や企業を訪れて課題の解決方法を調査・分析、結果を比較検討することで効果的で具体的な提案を目指します。

 さて、私はこの「地域連携課題」の担当ではないのですが、オーディエンスとしてこの成果発表会に参加してきました。

 

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 さて、今回は6グループの発表がありました。発表時間は10分、質疑応答が5分という学会などでよくある時間配分での発表会で、私は質疑応答で適宜質問をする、という役どころです。質疑の前半は発表した班以外の学生さんからの質問、後半が教員という割り振りだったのですが、今回の発表会では学生さんからの質疑が盛り上がって、私達教員の出番は意外と少なかったのが特徴的でした。

 発表の内容は観光資源としての高尾山に注目したものや、SNSなどを利用して八王子市の観光名所をアピールしようといったテーマが選ばれていましたが、これらはこの授業では定番となった感があります。

 その一方で、八王子市にもっと人を呼び込むことを目標として、子育て世代のための保育施設を増強する、リタイアしたシニア向けの住宅街を造る、といった提案もありました。学生という自分達の立場とは異なった状況にいる人たちのことを相手にした提案を考える、というのは難しかった様子でしたが、八王子市の自分達学生以外のメンバーに目を向けたという点を私は評価したいと思います。

江頭 靖幸

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