フレッシャーズゼミ・ポスター発表会(江頭教授)
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「フレッシャーズゼミ」は本学全体で行われている一年生向けの授業です。本学固有の授業なのでしょうか、「フレッシャーズゼミ」で検索すると本学のサイトの以下の説明が表示されました。
1年次演習科目「フレッシャーズゼミ」では、全教員が15名程度の新入生を受け持ち、読み・書き・プレゼンテーションするスキルを演習スタイルで教育し、学生の日本語能力を強化する。
大学に入ると「クラス」というものが無くなってしまい、学生諸君は時間ごとに授業の行われる教室を転々とすることになります。大学で自分の居場所ができるのは研究室に配属された後となります。これが通常の大学のスタイルなのですが、入学から数年の間、居場所の無い期間は大学生にとっていろいろな意味でリスクの多い期間でもあります。
そこで、本学ではアドバイザー制度を設けて新入生の時点からいわゆる「担任の先生」のような教員を一人一人の生徒に割り当てています。
フレッシャーゼミはいわばその「担任の先生」が受け持つホームルームの様な授業だ、と思ってください。1年生向けのその授業時間の中で、学生諸君はグループワークを行ってポスターを作成し発表会を行った、それが今回の発表会です。
発表会は片柳研究所棟の入り口ホールを利用して行いました。本学工学部の三学科、応用化学科の他に機械工学、電気電子工学を加えて約300名の1年生が、グループ数にして60程度、2回に分かれて発表しました。
発表テーマは各学科の専門分野に関連する内容を学生諸君が選んで決めています。応用化学科では今年から新たな試みとしてフレッシャーズゼミのポスター発表テーマでは「実験」を必ず行うことにしました。
「メントスコーラ」など身近なものでできる実験、「テルミット反応」といった高校の化学部などで定番の実験、そして「化学発光」をはじめとする研究室の研究からインスパイアされた実験など、1年生諸君はいろいろ題材を選んで発表してくれていました。定番の実験では型どおりの実験に自分達なりの一工夫を試みてくれるグループが多かったのが好印象でしたが、その試みは同時に化学実験の難しさを知る機会にもなっていた様です。確かに、大学に入学して始めての発表なので、ポスターの完成度にはかなりばらつきがありましたが、テーマの着眼点と発展のさせ方は私たち教員とは異なった新鮮さが感じられてとても興味深い発表が多かった、私はそんな印象を持ちました。
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