サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学(江頭教授)
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「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」は化学の実験を、最先端の設備を持つ東京工科大学の応用化学科の学生実験室で体験する、高校生向けのプログラムです。タイトルに「イングリッシュ」とあるのは実験中は英語でコミュニケーションをとることになっているからです。
高校生が大学など専門的な研究機関に来て実験などを体験する、という試みとしてのサイエンスキャンプは一般的に行われている試みだと思います。ただ、そこに英語でのコミュニケーションという要素を加えたものは珍しいのではないでしょうか。「ものづくりと産業のグローバル化が進み、エンジニアにも国際的なセンスや語学力が求められる現代。」に対応したプログラム、ということですね。
まず実験テキストは英語で。実験を実施するときはグループを作って行いますので、そのグループ内でのやり取りも英語です。もっとも、全てのコミュニケーションが英語、と言うわけではありません。実験に際しての安全に関する注意など、一部には日本語での講義もあります。
なんと、昨年につづき今年も台風の到来と重なってしまいました。
このイベント、本学の応用化学科が設立された翌年の、2016年からスタートし例年この時期に実施されています。昨年、今年と残念ながらこの日程が台風の上陸と重なってしまう事態に。
昨年度は台風の影響でいくつかのイベントを省略することとなってしまいましたが、今年は台風の直撃は免れることができました。雨の隙間を縫って野外での記念撮影もできたほどです。
さて、私は27日、参加者の高校生諸君が実験を行うに立ち会う役割で参加させてもらいました。開始当初は少しぎこちないグループが多かったのですが、実際に実験がスタートするとグループ内での会話は必須になってゆきますから自然とコミュニケーションがスタートします。英会話のための英会話ではなく、共同作業のための必要性に裏打ちされていることが良い効果となって現れている様に感じました。
その後、記念撮影をおこなってからバスで宿泊施設「大学セミナーハウス」に移動。このバスはもちろん、本学のスクールバス。八王子駅と八王子みなみ野駅以外にこのバスが移動するのはレアな風景です。晩ご飯の後には「英語によるグループディスカッション」が開催されました。本学で英語を教えられているキャンベル先生がオーガナイザーとなって6人程度の小グループでの討論を行いました。自己紹介から始まって将来の夢について。サイエンスイングリッシュキャンプだけあって、科学に関する夢を語ってくれた人が多かったのも印象的でした。今回、私自身はここまでの参加だったのですが、学生諸君や翌日に実験結果をまとめポスター作成と発表を行ったということです。
この「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」、今年の開催は終了しましたが、イベント自体は毎年実施されて恒例行事となっています。興味をもった高校生の方は来年度の参加を検討されては如何でしょうか。
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