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7月なのに寒い日がつづきます(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 そろそろ7月も初旬から中旬へ、という時期なのですが東京では寒い日が続いています。我々応用化学科がある東京工科大学八王子キャンパスでもここ数日は涼しいを通り越して寒い日が続き、体調を崩してお休みする学生さんもちらほら。なんとも奇妙なお天気です。

 天気について、私達の感覚は直近の状況に大きく影響されます。冬は「寒いのだけは勘弁して欲しい」と言いながら夏には「暑さより寒さの方がなんぼかましだ」などと言ってはばかりません。と言うわけで、この天候本当に異常なのか、例によってアメダスでチェックしてみましょう。こちらのアメダスの過去の気象データ検索サイトで八王子でのデータをしらべてみました。

 まず、この7月の気温のデータを以下のグラフに。

 今年の7月の最低気温の最低値、つまり一番低かった温度は17.5℃。平均温度が最小値となった日、いわば一番寒かった日は7月9日で、その平均温度は18.9℃でした。この7月9日は最高気温も他のひより低い最低値で20.3℃となっています。

 これを昨年度と比較するとそれぞれ18.4℃、21.3℃、25.8℃となり、現時点で昨年度の7月よりも寒い日があった、というのは当たっているようです。

 

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 では八王子での歴代ベスト10と比べてみましょう。

 まず日最低気温の最低値、つまり一番低い温度について。歴代ベストは1982/7/3の13.3℃。今月の値より4℃以上ひくい値。いやはや、さすがに歴代ベストには及びもつかないですね。

 平均気温の最小値はどうでしょうか。1993年7月は日平均気温の月間平均値(1日は24時間で一定なので、7月全体の平均ですね)は21.4℃だったそうです。今月これまで(11日まで)の平均気温の平均値は21.2℃で、まだ記録更新の目はありますが月の後半までこの寒さが続く可能性は低いのではないでしょうか。

 今年の7月は寒い!これを昨年と比べて寒い、と解釈すれば私達の感覚は正しいようです。ただ歴史的な寒さとは行かないようですね。

江頭 靖幸

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