« 前期試験終了、今日から夏休み(江頭教授) | トップページ | 「卒業研究中間審査会要旨」の提出(江頭教授) »

「行」を「御中」に直すべきか否か(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 手紙を書くとき、宛名には普通「様」などの敬称を付けます。個人なら「様」とか「殿」ですが団体や組織なら「御中」ですね。これはいわゆる一般常識。

 普通の葉書はそれでOK。では往復葉書や返信用の封筒などを同封した場合など、自分の名前を宛名に書く場合はどうするべきでしょう。自分に「様」を平然と付けられる「俺様」なひとは別として、まあ尊敬の意味の無い「行」などと書く事になります。

 さらに、その「往復葉書」や「返信用封筒」を受け取った側の人はどうするか。送り返す時には、宛名は自分ではなくて送ってきた人になりますから、こちらからは尊敬の意を表したいところです。そこで宛名についている「行」を訂正線で消して「様」に直すわけですね。

 さて、ここからが今回のお題。相手が組織の場合でも返信の際に「行」を「御中」に直すべきか否か。どうしましょう。 

 

 

Hagaki_2mai

 返信する相手の顔が思い浮かぶ様な場合はもちろん直すべきです。でも、どう考えても相手も事務的に処理するだけだよな、というケースもあります。この場合、直すか直さないかは完全にこちら側の自己満足のお話となります。

 「御中」の代わりに「行」となっていたってだれも失礼だとか思う人はいないだろうな。とは言え、こいつはこんな常識もしらないのか、と思われるのも癪だし...。いや、何気取って「御中」とか書いてんの、なんて思われるかも。いやいや...。

 えっ、どうでも良い?

 正にその通り。でもだからこそどうすべきか悩んでしまうのでした。

江頭 靖幸

« 前期試験終了、今日から夏休み(江頭教授) | トップページ | 「卒業研究中間審査会要旨」の提出(江頭教授) »

日記 コラム つぶやき」カテゴリの記事