四季のあるのはやっぱり良いですね(江頭教授)
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「季節の変わり目、体調に気をつけください。」
とは今の時期の天気予報の常套句ですが本当にその通り。暑かったり寒かったり、どんな格好をすればよいかわからないくらいですね。
さて、日本は四季のある国なので夏は暑く冬は寒い。夏の暑さは過酷ですし、冬の寒さにも備える必要があります。冷房も暖房も必要ということなので費用はかさみます。どうせなら暑いまんま、寒いまんまのほうがよかったのに。
例えばドイツやフランスなど、ヨーロッパ先進国は比較的高い緯度にあって寒冷な気候ですから、暖房は必要ですが冷房のニーズは低い。エネルギー利用の観点からはこちらの方がずっと効率的です。これらの国で排熱エネルギーの有効利用が進んでいるのも納得できるところ。それに比べて日本では冷房と暖房の両方のニーズにこたえなければならないので効率的なシステムを考えるのは大変です。
そう考えると日本はめぐまれていないなぁ、などと思っていたら…
今年はヨーロッパに記録的な熱波が到来したとか。そりゃあ電気代がかかってたいへんだったろうな、などというのは認識不足。基本的に寒冷な国ではそもそも冷房施設がない。一般家庭にクーラーが入っていないのです。そこに熱波とくれば人の命にもかかわる事態になるのだとか。
なるほど効率的ではあったが変化には脆弱だった、ということなのでしょうか。そう考えると四季があって暑さ対策も寒さ対策もばっちりな日本は別の意味で恵まれているのかもしれませんね。
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