オーストラリアは今は冬、のはずですが…(江頭教授)
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オーストラリアへの調査旅行のお話。今回は現地の天気についてです。
オーストラリアは南半球にありますから、日本とは季節が逆転しています。前回2月の出張ではオーストラリアは夏の終わり頃。それなのに、こちらの記事に書いたように猛烈な暑さに悩まされました。でも、今回の出張は夏の日本から冬のオーストラリアへ。暑い日本を抜け出して涼しいオーストラリアに行くことを考えて少しウキウキしていました。
確かにオーストラリアは涼しい。特に夜の冷え込みは激しいものがあります。私達の調査対象地があるウィッケピン( Wickepin )という街は完全な平地で付近に山一つありません。2階建て以上の建物もほとんど無い状態ですから、晴れた夜の放射冷却であっという間に気温は下がります。
逆もまた然りでして、昼はどんどん気温があがります。ですから、朝は「さむいさむい」と言いながらフィールドにでるのですが、昼には少し暑く感じる、夕方にはほどよい感じ、というのがこちらの一日となります。
上の図はそのWickepinの天気予報から。朝の現在温度が8℃は良いとして昼の最高気温の予想は28℃です。昼と夜の温度差が20℃もあって、こちらでもこの温度差は珍しい。「一体どんな格好で出かければ良いんだろう?」となってしまいます。
私は薄手の作業服を用意していたのでここぞとばかりに着込んでゆきました。朝は上着で寒さを防ぎ、ひるは上着を脱げば完璧。暑さ対策はその通りだったのですが、薄手の作業服を通して蚊に刺されるというトラブルは予想外でした。(こちらの蚊は冬の方が活発なのです。)
もっとも、思った以上に暑かったとはいえ28℃は日本なら冷房の設定温度ですから、まだまだ過ごしやすい気候ではありますよね。
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