「第一回 工学部サロン」を開催しました。(江頭教授)
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我々応用化学科は工学部に属していますが、本学の工学部は機械工学、電気電子工学、そして応用化学の3学科体制となっています。授業も大部分は学科単位で行いますが、一部の授業は工学部共通で行われるなど、学生の学科間の交流が行われています。教員についてもそれは同じ。毎月の学部としての会議(教授総会、アゴラ)がフォーマルな交流であるとすると、学部懇親会という形式張らない交流の場もあります。
さて、今回(2019年10月23日)開催された「工学部サロン」はこの中間ぐらいのイベントと言って良いでしょう。懇親会と同様、夕食会でアルコールあり。でも少し違うのは各学科の先生から話題提供のプレゼンが行われたことです。テーマは「2050年の社会と技術を語る」。機械工学科からは大久保准教授、電気電子工学科からは天野准教授、そして応用化学科からは西尾教授が登壇されました。
こちらは開会の挨拶をされている山下学部長です。このあと3人の先生のプレゼンへとつづきました。
さて、どんな話題提供とどんな議論があったのか、と行きたいところですが研究の内容については新規性のある内容を含むお話がバンバンでてきたのでここでは細部には触れないこととさせてください。ただ、先生たちのプレゼンにたいして「昔それに関連した研究をしていて...」とか「この話とよく似ているから、こうすれば良いのでは...」とか、いろいろな意見が出て大いに盛り上がったとだけ言っておきましょう。
2050年の社会と技術については、全く変わっているとの考え方がある一方、今から30年前を振り返ると、今話題になっている技術の種となる技術はすでに注目され始めていた、という指摘もありました。さらに30年後の資源の枯渇を考えると人間そのものの変化が求められるという過激な見解も。サステイナブル工学という「次の工学」を越えて、その次の工学がいかなるものなのか、そんな事を考えて議論するのもまた楽しいことだと思った会でした。
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