「コマンドプロンプトでファイル名を指定すると関連付けられたアプリケーションが立ち上がる」って知ってました?(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
いや、知っている人からしたら何をいまさら、というお話です。
コマンドプロンプト、といってもわからないひともいるかなー。昔は「DOS窓」とか言ったっけ。WindowsやMacOSなどのマウスなどのポインティングデバイスを利用したグラフィカルユーザーインターフェイスが一般化する以前、キーボードをつかってPCを操作していた時代がありました。キーボードから必要とするアプリケーションプログラムの名前を打ち込んで起動する。このキャラクターユーザーインターフェイスという方法がマウスがない時代のPCの使い方だったのです。
さて、今はPCにもWindowsが導入されグラフィカルユーザーインターフェイスが一般的になりました。でも、その後もキャラクターユーザーインターフェイス(長い!以降CUIで)を使いたい、そんなニーズにこたえるためにWindowsにはコマンドプロンプトというCUIを実現するためのアプリケーションがあります。(Windows10ならスタートアップから「Windowsシステムツール」の下にあるはずです。)
さて、「キーボードから必要とするアプリケーションプログラムの名前を打ち込んで起動する。」のがCUIの使い方なのですが、つい最近、間違えてアプリケーションプログラムで開く方のファイル名を打ち込んでしまいました。単に間違えだったのですが、それが何と!ちゃんとアプリケーションプログラムが立ち上がり、打ち込んだ名前のファイルを開いてくれたのです。
以下のように「memo.txt」と打ち込んでエンターを押すと
こんな感じで「notepad.exe」が開いてmemo.txtの内容を表示してくれます。
CUIではアプリケーション名の後に開くファイルの名前を指定するのが普通なので、これには少しびっくりしてしまいました。CUIが主流の時代にはプログラムを使う人間はどのアプリケーションでどのファイルを開くのかをはっきり意識している必要がりました。
「とにかくマウスでダブルクリック、それで反応がなければもうお手上げ」という使い方はお勧めできない、という以前にそもそも「できない」ことだったのです。マウスでダブルクリックしたときにどのアプリケーションを開くか、という情報はファイルの拡張子とアプリケーションの関連付けによって管理されているのですが、これは完全にグラフィカルユーザーインターフェイスのための仕組みです。これがCUI専用のコマンドプロンプトにも応用されているとは思ってもいませんでした。
知っているひとは知っていたのでしょうが、一体いつからこうなっていたのでしょうか。手元のWidnows7のPCで同じことをすると同様の挙動をしますから、かなり以前からあった機能なのでしょう。便利な機能なのにずっと気が付かないでいたのです。これは少しショックでしたね。
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