「サステイナブル工学プロジェクト演習」中間報告会(2019)(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
11月27日「サステイナブル工学プロジェクト演習」中間発表会が開催されました。これは本学工学部の3年生によるグループワークでの発表会です。この「サステイナブル工学プロジェクト演習」の特徴は3学科合同の授業である、という点ですが、この中間発表に向けた取組では異なる学科の学生が集まってグループをつくることが特徴になっています。
発表内容はいろいろな工業製品について、そのライフサイクル全体での環境負荷をどのようにして小さくするか、その方法を提案する、というものです。今回は環境ラベル「エコリーフ」に登録されている工業製品を対象とし、公表されている環境情報データを元に、具体的な改善提案を行い、その効果を評価しました。
改善提案としていろいろなアイデアを出すことはできても、その効果を評価することは一般的には難しいものです。本学工学部で1年のときから行ってきた「サステイナブル工学」に関する授業で学修したLCA(ライフサイクルアセスメント)の知識を応用することで、はじめて評価を含めた提案が可能になるのです。
さて、この「サステイナブル工学プロジェクト演習」は3年生の授業ですから、今年で3回目となります。例年、4限(15:00~)に行っていたのですが今回は他のイベントとの調整のため1限からのスタートとなりました。最初の10分で会場の設営、となると厳しいスケジュールかと心配していたのですが、案ずるより産むが易し。前日にそれなりに準備をしたことと、授業開始の前、早い人は8時半ごろから会場に来て設営を始めてくれたおかげで進行はほぼ予定通りに進めることができました。3年生を中心に約300人の学生と教員約30人、30分の発表を2サイクル行って、無事本年度の「サステイナブル工学プロジェクト演習中間発表」を終了することができました。
今回、発表してくれた学生諸君に感想をアンケートしてみました。
基本的にLCA、改善提案として成り立っているという評価が得られたのは良かった
指摘された部分を今後活かしていきたい
といったポジティブな感想
チームで協力して良い発表ができたと思います。実際にやってみてポスターの構成などに改善点を見つけたので、最終的には解決したいと思います。
という反省込みの意見
他の班の発表もとても参考になりました。
と言った意見も多かったですね。
そして
入り口近くは寒いので、発表場所を変えてほしい
これはその通りでしょう。今日は寒かった上に朝からの開始。これは反省点です。
「授業・学生生活」カテゴリの記事
- 研究室配属決定(江頭教授)(2019.03.18)
- Moodleアップグレード、など(江頭教授)(2019.03.14)
- 大学院のすすめ 番外編 「学位って何だろう」(片桐教授)(2019.03.05)
- ハーバーとボッシュ、偉いのはどっち? 4年目 (江頭教授)(2019.02.22)
- インフルエンザの季節ですね。(パート2)(江頭教授)(2019.02.08)