テレビ会議のこと(江頭教授)
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我々応用化学科が属する工学部は東京工科大学八王子キャンパスにありますが、東京工科大学にはもう一つ、蒲田キャンパスもあります。学部をまたいだ全学レベルの委員会など、会議のたびにどちらかのキャンパスに集まるとなると結構大変。と、いうことで本学にはテレビ会議のシステムが準備された会議室が用意されていて、これらの委員会は映像と音声で両キャンパスをつないで開催されることになっています。
テレビで会議ってどんなもんだろう。やっぱり打合せでは顔を合わせていることが重要なのでは。などと最初は思っていたのですが少し慣れるとこれはこれで有り。よく考えると会議というものは、多人数で1人の話を聞く、というシーンが基本です。話者がどんどん切り替わるのでなんとなく打合せのような密なやり取りと同じだと思っていたのですが、報告の部分以外、質疑の局面でも多くの人が話を聞いている、という点では多人数に対する発信です。特にニュアンスとか表情とかが伝わらなくても会議としては成立する、ということなのでしょう。
などと思っていたところ、先日テレビ会議室のカメラが故障する、というトラブルに出くわしました。
このときは会議と言うよりは報告会でしたから、手持ちの資料をみながらの説明と、音声だけの質疑応答となりました。で、これもまた有り。ちゃんと会議として成り立っていたのです。
おそらく、これは手持ちの資料があったと言うことがキーポイントだったのではないかと思います。資料がなかったらどこをみていて良いのか分からないですからね。もっと言うとテレビ会議では映像はそれほど重要ではないのかも知れません。逆に音声の方は非常に重要で、声のニュアンスでそれなりに考えがつたわるのだなあ、などとそんな事を考えていたラジオ会議でした。
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