2019年は台風大型化始まりの年?(江頭教授)
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台風19号では100人近くの死者がでたことも衝撃的でした。過去には伊勢湾台風や室戸台風など数千人の犠牲者がでる台風もあったのですが、治水事業の進展にともなって「台風で人が死ぬ」ということは文字通り過去のはなしだと思われていたと思います。それが、最近になってまた台風による死というリスクが浮上してくることになったのです。
なぜこのような変化が起こるのか。地球温暖化との関連にすぐ想いが向かうのです。いまのところの気象庁の見解は
台風(最大風速が秒速17.2メートル以上の北西太平洋の熱帯低気圧を台風と呼びます)の発生個数、日本への接近数、上陸数には、長期的な増加や減少の傾向は見られません。(気象庁「台風の将来予測」)
というものですが、これは過去のデータについての話。これから先、10年、20年の年月が過ぎたとき、あの年が「温暖化による台風被害が本格化した年」として記憶されるのではないか。そんな気もする2019年でした。
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