酸っぱいミカンはどこへ?(江頭教授)
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今高校生ぐらいの皆さんはミカンは甘くて当たり前、と思っていませんか?でも、昔のミカンは酸っぱいものと甘いものが混じっていものです。
ミカンはスイカやメロンのように家族で切り分けて食べるものではありませ。イチゴやブドウのように一人でたくさん食べるものでもない。(いや、たくさん食べる時もあるかも。)たいていは一人一個づつ食べるものです。そんなミカンのなかに甘いものと酸っぱいものがあるとすれば、だれかが甘いミカンを食べればほかの人は酸っぱいミカンを食べることになる。はて、どのミカンが甘いのか。むいて食べて始めてしまえば全部食べ切るのが普通ですから、ミカンをむく前にどれが甘いか酸っぱいかを見分ける方法についていろいろ考えたものでした。「食べる前日にミカンを揉んでおくと甘くなる」という話もありましたが、はて真偽のほどは如何に。ともかく「ミカンが甘いか酸っぱいか」は子供時代の私にとっては重要な問題だったのでした。
なぜ最近のミカンが甘いのか。私は専門家ではありませんから詳細はわかりません。おそらく品種改良によって甘くなるミカンを選別すること。収穫時期の適切な選定と出荷されて店頭にだされるまでの環境と時間の管理による品質の均一化。そんな多くの人の努力によって達成された成果なのでしょう。とは言え、酸っぱいミカンにあたるかも、というスリルを感じながら食べるミカンを懐かしく思い出したりしている私でした…いや!やっぱり自分に嘘はつけません。ミカンは甘いのが一番ですね。
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