コーオプ演習1 最終発表会(江頭教授)
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本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。
本日、この「コーオプ演習Ⅰ」の最終発表会が開催されます。
私はこの最終発表会前の行われた予選に参加しました。今回のテーマは「サステイナブル社会の実現に工学が貢献できること」でしたが、より具体的に対象とするプレゼンの相手が想定されていて「目上の科学的な知識を有した上司に対して」「工学によって※※※のようなことができます」という企画の提案を行うこと、をイメージしながら発表をまとめたといいます。
「生ごみの再資源化」「水資源問題」「バイオマス燃料」「核融合」さらには「新たな繊維の原料の提案」などいろいろなトピックがありましたが、短い時間の中でどれもよく調べていたと感じました。さらには質疑応答のなかで環境負荷についてのトレードオフ関係にまで話が進んだので「3年前期のサステイナブル工学実習という授業でLCAについて学修するから、今の議論にも具体的な結論が出せるよ」と思わずコメントしてしまいましたね。
この発表会の予選から選抜された班が発表するのが本日の最終発表会です。この「コーオプ演習Ⅰ」の授業、実は工学部の他の学科でも同様の形式で行われています。そしてどの学科でも最終発表会では、学生の相互評価に我々教員の評価を加えて優秀発表が選抜されます。
各学部から選抜された班の諸君には工学部の「学部長賞」が授与されることになっています。「コーオプ演習Ⅰ」の対象は1年生ですが、実際の受賞発表と表彰は2年生になってから行われます。この辺の仕組みは3年生の授業「サステイナブル工学プロジェクト演習」で4年生に学部長賞が授与されるのと同じ形式です。
ちなみに3年生の学部長賞は「地域連携課題」の発表を評価の対象としています。「地域連携課題」はクォーター制で「コーオプ実習」と対になる授業で我々応用化学科では3年前期の授業です。3年前期の授業で3年生が受賞、という点で3年だけは少し変則的になっています。
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