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新年のご挨拶(2020)(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 本学、東京工科大学の工学部の一翼を担う応用化学科、その開設は2015年でした。それ以来4年と9ヶ月、2015年に入学した第一期生は昨年の3月で4年間の課程を終了して卒業。あるものは新社会人としての活躍を始めたことでしょう。そして、あるものは本学の修士課程の学生として勉学に励んでいるところです。

 第一期生が2019年4月に卒業したことによって我々応用化学科を含む工学部のカリキュラムはすべて完成しました。半年間の企業での有給の就業体験であるコーオプ実習を中心としたコーオプ教育、そして他学科の学生と協力して実施するLCAを中心とした実践的なグループワーク「サステイナブル工学プロジェクト演習」をクライマックスとするサステイナブル教育、これらの理念を一つの形にまとめることができたことは我々立ち上げに参加した教員の大きな喜びです。とはいえ、完成したカリキュラムに安住することなく、さらなる改善を進めるべくカリキュラムの改定も順次進められています。

 さらに第一期生の卒業に合わせてスタートした本学の大学院のサステイナブル工学専攻では新たな一期生が勉学の研究の日々をスタートさせました。

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 学部の開設以来、教育改善のための授業参観や学生への定期的な面談などを、本学の制度に基づいた授業改善、学生支援の取り組みを通して、全教員が親身になって学生をケアし学生の才能を伸ばす、という試みは継承・発展されています。また、大学ー高校連携講座や模擬講義、高校訪問でも学科独自の努力を続けています。

 また、卒業研究が昨年度初めての卒業生を送り出すことができたことによって学科の伝統と同時に研究室の個性や雰囲気も次第に明らかになり、一期生から二期生へ、二期生から三期生へと引き継がれる伝統が徐々に生まれ始めていると感じています。

 我々教員も、学科教育と卒業研究のさらなる改善に努力すると共に、伸びる学生を一層伸ばす先進教育の実施、大学院教育の完成に向けた取り組み、海外大学との連携強化を引き続き行ってゆきます。

 本年も東京工科大学工学部応用化学科、そして本ブログをよろしくお願いいたします。

 

江頭 靖幸

 

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