都立小松川高等学校で化学の体験実験を行いました(2019年度)(西尾教授)
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昨年度に続き,都立小松川高校の化学教諭の藤田陽子先生から依頼を頂き,1月18日に化学実験を実施しました.実験テーマも前回と同じで,「Al板への虹色めっきで、カラフルなモルフォプレートを作成しよう」です.(前回のブログ記事はこちらにあります. )
当日は,1・2年生19名が2班に分かれ,電気分解を利用した金属の表面処理(陽極酸化とめっき)でAl板を虹色にする実験を行いました.実験に先立ち講義を行ったのですが,部活で理化学研究所を見学してアルマイトの知識をつけていた人,昨年度も参加して概要を理解していた人もいて,スムーズに進めることができました.しかし,今回実験に参加した生徒さん達も拘りが凄く,時間を延長しても,用意していたアルマイト試料を使い切ることができませんでした.物事に強く拘ることは,研究者として重要な基本姿勢と考えていますので,真剣に実験を楽しむ姿を見ることができて非常に良かったです.
後日,生徒さんの貴重な感想を藤田先生から頂きましたので,参考として下に紹介します.
実験の楽しさは化学の最大の魅力といえますので,この様な体験実験を通して,高校生(あるいは中学生)が化学への興味を深めてくれることを願っています.当学科の出張実験,あるいは来校しての実験に興味を持たれましたら,当大学の広報課(pr@stf.teu.ac.jp),あるいは私(nishiokzyk@stf.teu.ac.jp)まで是非ご連絡ください.
- 二回目でも楽しいものは楽しいなと思いました。ニッケルイオンの色もきれいでした。無機化学はやはり興味深く楽しいです。
- 今回の講習では、めっきの原理やそれが社会で広く活用されていること、また、大学の学部について分かりやすく説明していただき、様々な知識を得る機会となりました。
- モルフォ蝶の羽の青さの仕組みを知りました。iPodなど身近なところにもアルマイトが使われていて驚きました。
- 全体的にすごく好奇心をくすぐられる内容で、説明もわかりやすく実験に夢中になってしまう程でした。とても面白かったです。
- サンプルなども実際に見せていただけたのでわかりやすかったです。Alの電気分解のスライドもわかりやすく、実験も楽しくできたのでよい経験ができました。
- 角度によって色が違って見えるのが面白かった。個人的には横から見た色が好みだった。実験はすごく楽しかった。
- 身近なところにあるアルミニウムや大学について理解が深まった。この実験を文化祭でもやりたいと思った。
- 楽しくて一生懸命になってしまい、少々時間が足りないと感じるくらいとても楽しかったです。楽しく学べる化学は好きです。
- 今回の講義を受けて、実験を通しながら色々学べてよかったです。
- 時間があっという間で楽しかったです。直接人の役には立たないかもしれないけど、美しさのための技術もよいものだと感心しました。
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