「サステイナブル工学プロジェクト演習」最終報告会本選(2019)(江頭教授)
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「サステイナブル工学プロジェクト演習」については本ブログでも何回かとりあげています。(こちら、こちら、そしてこちら)
昨日、21日には半年、というか後期15回の授業の最終回として「最終報告会」の本選が開催されました。本選、とあるのは先週予選を行い選抜された班による発表会であること(これは本選の本の部分)と、今回の選ばれた班が学部長賞で表彰されること(これが本選の選の部分)によります。
「サステイナブル工学プロジェクト演習」は本学工学部の3年生によるグループワーク形式の授業です。特徴としては3学科合同の授業であること。異なる学科の学生が集まってグループワークを行うことになっています。三学科合同で約300人、通常授業は二クラスに別れ、それぞれ27班、28班でのグループワークとなります。
予選では全体で55班がグループワークの成果を8会場に分かれて発表し、その中から10班が今回の本選に進みました。
発表の内容は工業製品やサービスのLCAによる評価と機能的、経済的価値を統合化した環境効率の算出です。さらに対象とした工業製品やサービスに対する改善提案を行い、その環境効率への影響を検討しました。LCA評価では環境ラベル「エコリーフ」に登録さている公開情報を利用して実際の製品に近い条件での評価をおこなっています。一方、改善提案については各班のメンバーが自分の学科のバックグラウンドを生かしつつ自由に発想しています。
最終発表会本選で使われたスライドの一部です。環境効率の算出と改善提案、と内容は統一されていますが、対象とする製品・サービスやスライドデザインもいろいろですね。
今回の発表、さすがに予選で選ばれた班だけあって、内容・発表ともにレベルの高い発表会になったと思います。ただ、時間の都合で残念ながら発表時間が限られていたこと、質疑応答の時間が取れなかったことが少し心残りではあります。
さて、肝心の学部長賞の受賞発表は!となるのですが、実は今回の学部長賞は4年生を対象としたもの。学部長賞は3年生の業績に対して、4年生に対して授与される、と決まっています。今回、最終報告会本選に参加した諸君には申し訳ありませんが、学部長賞大賞者の発表は4年生になる4月以降まで少々待ってもらうこととなります。
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