「eラーニング」をやってみた(江頭教授)
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「eラーニング」は私の学生の頃には影も形もなかった(たぶん)ので自分でやってみるという経験それほど多くはありません。そこで、
学生もすなるeラーニングといふものを教授もしてみむとするなり
と言うわけではありませんが、今回のネタは「eラーニング」のコースをやってみた、というお話です。
受講したのは一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)提供の研究倫理教育eラーニング「APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN)」というものです。実はこれ、私が個人的にeラーニングや研究倫理に深い関心があって、という話ではなくて「東京工科大学における研究費の不正使用及び研究活動に係わる不正行為の防止に関する規程」という規定に従って本学の関係者全員が受講することになったものです。
さて、まず内容はさておき、eラーニングという形式についての印象。テキストを読んで、それに関するクイズに解答する、という形式だったのですが、私の場合は「疲れる」という感想です。自分のペースで進めてゆけば良いということは分かっているのですがどうしても気がせいてしまいす。eラーニングでは自分が教材を読み進めなければ先に進みませんから大急ぎで読む羽目に。さらに最後にクイズがあると思うと緊張してしまって普通の本を読むテンションとは明らかに違っていました。うーん、ビデオを利用したeラーニングの方が良かったかも。でも、ビデオよりテキストの方が効率は良いとは思います。
もう一点。テキストを読んだ後で実施されるクイズについて。クイズの画面をみてすぐに思ったこと。
どこかで見たような...。これってmoodleの小テストの画面に似てるんだ!
APRINさんがmoodleを利用しているのかどうか、私には分からないのですが画面の見た目は確かによく似ています。なるほど、このクイズを作った人も手間暇かけて作っているんだろうな、と自分が小テストを作っている時のことを思い出しました。そうなるとだんだんクイズの出題意図に意識が向かいます。なんか問題の解答のこつが分かってきてぐっと答えやすくなりました。
最後にeラーニングの問題点(?)について。テキストを読んでいるとどうしても疑問が湧いてきます。著者を小一時間問い詰めたい、じゃなくて、著者に質問したいことがどんどん湧いてくるのですがeラーニングではすぐ質問する、と言うわけにも行かないですね。普通の本を読んでいるときにはそんなに気にならないのに。やっぱりクイズがあると力が入る、ということなのでしょうか。それならこれはeラーニングのメリットの副作用だとも言えるでしょう。
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