八王子キャンパスのコンビニにセルフレジが登場(江頭教授)
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先週末だったでしょうか。本学内の食堂や売店の集まった複合施設 FOODS FUU のコンビニに買い物に行くと、なんとセルフレジができていました。
へぇ、セルフレジができたんだね。
と店員さんと話していると、後ろを通りかかった二人連れの女子学生が「あーっ、セルフレジができている!」などと歓声を上げていました。どうやら本当に出来てたのホヤホヤようです。
じゃあ、早速試してみよう、と思ったのですが「QUOカードによる支払にはまだ対応していません」ということで、今回は断念。コンビニで出来ることは凄くたくさんあって、文字通りコンビニエンス。その全てをセルフ化するのはさすがに無理ということなのでしょう。
本学内のセブンイレブンです。普通のコンビニよりも通路が広く取ってあるのは休み時間にたくさんの学生が集中する、という大学の特徴に合わせた仕様ですね。
他のコンビニでもセルフレジを見るようになりましたから、コンビニのセルフレジは新しいトレンドなのかも知れません。
少子高齢化の日本、これから自動化、セルフ化できるところはどんどん変えていかないと世の中成り立たなくなってしまう。コンビニのセルフレジ導入にはそういう背景があるのでしょうが、私は例えそうでなくてもセルフレジを導入すべきだ、と思っています。
以前紹介したノーバート・ウィーナーの著書「THE HUMAN USE OF HUMAN BEINGS (人間の人間的な利用)」(なぜか邦訳タイトルは「人間機械論」)のタイトルに示されている「人間は本当に人間しか出来ないことをやるべきだ」、「機械で出来ることを人間にやらせるのは人間性に対する冒涜だ」という考えからすると、セルフレジで出来ることを人間の店員さんにやらせるのは良くないことです。人間の店員さんはセルフレジで出来ない複雑なリクエストに応えたり、セルフレジを使えないお年寄りに応対するなどに集中するべきだ、ということになります。
この立場からすると日本が少子高齢化社会であることのなんとありがたいことか。もし人口が増加している社会でセルフレジやその他諸々の導入が進めば失業者が街にあふれることになっていたでしょうからね。
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