学位記授与(卒業)はなむけのメッセージ(高橋学科長)
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<今回は今年度の卒業生に向けた高橋学科長からの祝辞を紹介します。>
新型コロナウイルス感染・拡大防止の観点から、本学における学位記授与式は中止となりました。工学部応用化学科では、学科で行う予定であった学位記授与式を中止し、卒業課題を履修した研究室で学位記を授与しました。
大学生活の締めくくりである学位記授与において、以下の卒業生諸君へのお祝いのメッセージを応用化学科から届けました。
ご卒業おめでとうございます。皆さまの門出を祝ってメッセージをお送りします。
皆さんは東京工科大学工学部の第2期生として入学し、勉学に勤しんでこられました。大学入学後の第一印象はどのようなものだったでしょうか。大学に入って、さぁ、何をする? 何をしようか、と考えていた人もいるでしょう。
学部長 大山先生(入学時)から、「皆さんは学びたいと考えて大学に入学したのだよね」と言われたことを覚えていますか? その学びたいという気持ちを貫き、1年生の教養科目から応用化学の専門科目まで学びを進め、4年生では東京工科大工学部応用化学科での学びの “皆さんそれぞれの” 集大成である卒業論文を執筆しました。1年生の基礎科目から卒業論文までの成果が認められ、学士(工学)の学位を獲得したのです。皆さんの努力を讃えるとともに祝意を表したいと思います。心より、おめでとうございます。
大学での学びでは、コーオプ実習もありました。大変な業務に勤しむことになった人もいたでしょう。きっと、これからの人生のどこかで役立つことがあると思います。また、大学生活では、授業だけでなくサークル活動のような課外活動でも大いに学生生活を満喫した人も多いのではないでしょうか。
さて、大学を卒業したところですが、これからも勉強することを続けてください。書物を読む以外にも色々な形での学びがあります。その学びや経験を蓄積して、次の華に繋いでください。
学びを積み、努力をしていても中々成果が得られない。求めても得られない苦しみということも出てくるかもしれません。これまでにもそのような経験もあったかもしれません。でも、“夢は叶う”という言葉を耳にしたことがありますね。信念を持った想いはいつか実現します。“私にはできる” という気持ちを忘れないでください。蓄積した知識と経験がベースとなり、いつか新しいアイデア・成果に繋がります。皆さんが入学した頃、「サステイナブル工学」って何なの?と思っていたかもしれません。今や、サステイナブル社会という言葉があちこちで見受けられるようになりました。つまり、皆さんは、当たり前になってきた「サステイナブル(持続可能な)」というワードにかかわる知識を先んじて身につけてきたのです。この一歩先の知識を身につけた学士(工学)の皆さんは、これからの社会を引っ張っていってくれると思います。是非とも未来を開拓していってください。
最後にもう一度、ご卒業おめでとうございます。
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