無観客試合に「歓声クリエイター」とかどうでしょう (江頭教授)
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コロナウイルスの感染拡大に対応するための非常事態宣言が終了。これからいろいろな活動が再開されるわけですが、このプロセスこそ非常に難しいですね。どんな活動が感染拡大の原因になるのか、それを安全に行うにはどのような工夫が必要なのか、本当のところは感染が起こってみないとわからない。感染の有無がわかるのには時間がかかるからゆっくり時間をかけて判断し、解除を進めていきたいところですが、その間の経済的な損失を考えるとのんびりもしていられない。とはいえ制御不能な感染拡大が起こってしまう危険性といつも隣り合わせのプロセスで、難しい判断の連続となるでしょう。
さて、これまで自粛を余儀なくされていたものの一つがスポーツイベント。再開の動きが報じられれますが、その中でよく出てくるのが「無観客試合」という言葉です。
観客のいない試合をして楽しいんだろうか?
まあ、プロのスポーツ選手なら仕事としてでも試合はするのでしょうが、問題は観客の方。TV放送やネット配信で試合を見ることはできますが、はて、無観客試合は見ていて楽しいのでしょうか。
これは実際に見てみないとわかりません。今までも、中継の音声がうるさくて音を消してみているという人もいたようですから意外とこれが良い、と思う人もいるかもしれません。でもホームランを打った時に会場が「ワッー」と盛り上がるのがないとすると、何となく気が抜けるのでは。というか、本当にホームランだったのか不安になるのでは。(あっ、種目にもよりますかね。ゴルフとかは大丈夫かも。)
ということで、スポーツの無観客試合に勝手に「歓声」を載せて放送する、というのはどうでしょうか。昔の試合から歓声を抜き出してストックしておき、試合の場面に合わせて臨機応変にその音を載せるわけです。AIを利用すればリアルタイムの中継にも対応できそう。
でも「歓声」には「正しい歓声」というものが決まっているわけではないですね。いっそのこと「阪神ファン向け歓声」みたいに視聴者の好みに合わせた「歓声」を創って載せればよいのでは。そう、「歓声」は新時代の新たなクリエイティブなのです。君も今から「歓声クリエイター」を目指そう!
と、まあ冗談はさておき、あれはダメ、これも難しい、といった引き算になりがちな感染症対策ですが、ここは敢えてプラスの面も考えて行きたいですね。
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