Meetで合わせ鏡(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
昨日の記事に google Meet では自分のPCの全画面を公開する機能がある、と紹介しました。PCの操作について説明するのにはとても便利な機能だ、と気がついたという話です。そのあとふと思ったのが「全画面の中に全画面が写ったら、その写った全画面の中も全画面があるはずだから...」ということ。要するに「合わせ鏡」の状態になると思うのですが、実際はどうでしょうか。
まず、自分のPCの全画面を共有状態にすると以下の様な表示に。
Google Meet では自分が共有させている画像は自分のPCでは見ることができないのですね。残念。(この「自分が共有させている画像が自分では見えない」というのは実際にプレゼンをするとき、ひどく不安にさせられる仕様だと思います。)
やっぱり「合わせ鏡」なんて不自然なことは起こらない様になっているのか、と一旦諦めたのですが、でもちょった待った。「自分が共有させている画像が自分では見えない」なら自分以外の人が見ている画像を自分のデスクトップに表示すれば良いのでは。「Meet の会議室を二つ用意して二人で両方に接続。片方ずつ入れ違いで全画面を共有」すればMeet版合わせ鏡になるのでは、と思いつきました。
とはいえ、こんな遊びに人を巻き込むのも気が引けるなあ。いや、別に他の人に頼む必要はないぞ。自分のアカウントで二重にログインすれば良いんだ。
Google Meet は一つのアカウントで同じ会議室に二重ログインが可能なのです。同じPCから二重にログインし、片方で全画面を共有。もう一つのアカウントの画像をデスクトップに表示すれば、会議室一つでも合わせ鏡になるはず。
結果はこの通り。
本当に「合わせ鏡」ができました。
この Meet 版「合わせ鏡」ですが、本物の合わせ鏡とは違って画面に変更を加えると、その変更が奥の画面に向かって伝わっていく様子が目視できます。Meetの伝送しての遅れ時間が反映されているのですね。(本当の合わせ鏡でも光の速度に対応した時間の遅れがあるはずですが、まあ人間には関知できません。)逆に、この遅れを測ることで手元のビデオ会議システムの性能をチェックできないかなあ。
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