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オンライン授業のメリット・デメリット(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにオンライン授業の形で始まった2020年の新学期、5月20日からスタートした授業も一週間を超えて2回目の授業が進んでいるところです。

 学生諸君はこの新しい授業の形態をどのように考えているのだろうか?我々教員も手探りの授業形態なので学生の意見を聞いてみたい、問題点があれば改善したいし、良い点があればそれを伸ばしてゆくべきだ。そんな考えから1年生を対象としたフレッシャーズゼミという授業で「オンライン授業」の良いところ、悪いところについてグループ討論をしてもらいました。

 私のフレッシャーズゼミのクラスでは3つのグループに分かれて討論を行ってもらいましたが、まとまった内容はみなよく似ていました。

 メリットとして挙げられていたのは「通学時間と交通費の削減」そして「お金の節約」。まあ確かにその通りですね。少し違う視点かも知れませんが「対面ではないためプレッシャーがあまりない」という意見も。中には「朝、二度寝出来る」という意見もありましたが、先生それはよくないと思うな。

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 他にメリットとして挙げられていたなかには「繰り返し学習ができる」「自分のペースでできる」といった内容がありました。これはオンデマンド型の授業のことでしょうか。これに対応する様にデメリットとして「集中力がきれる」「モチベーションが維持できない」といった意見も。これもオンデマンド型のことですね。

 そして「課題をため込みやすい」という意見。実はこれが私達が一番懸念している問題です。全ての課題を時間内の終わらせるのは難しいのですが、だからと言って締め切りがないと「ため込んで」しまうのは人の常。ということで、私の関わっている授業では少し長めではありますが締め切りを明示するようにしています。

 今年度授業期間が短縮されて授業回数は12回となっていますが、それでもあと11回くらい。まだまだ先は長いのですから、学生諸君にはペースを守って授業についてきて欲しいですね。

江頭 靖幸

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