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オンライン授業に関する講習会が開かれました。(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 東京工科大学では月に一度、八王子キャンパス、蒲田キャンパスでそれぞれに「全学教職員会」と称した講習会を開いています。学長が大学の運営方針を説明する回もありますし、各学部がそれぞれの教育目標を発表する回もあります。時には外部講師をお願いして大学の教育にかかわる最新の話題を解説していただくこともあります。

 今回のテーマは「オンライン授業」。非常にタイムリーな内容です。メインは早稲田大学人間科学学術院教授 向後 千春先生のご講演「オンライン授業の作り方」で、Zoomによる遠隔配信。「オンライン授業」の作り方を「オンライン授業」で教える、というスタイルですね。

 少し早めに Zoom 会議室に入ったのですが、その場で向後先生と本学の学長が歓談している内容が聞こえてきました。そうか、開会前の時間で控え室で話をしているのがそのままマイクで流れているのか。場所はメディアホールかな、などとぼんやり考えていたのですが、そんなことはありません。オンラインの講演会なのですからこの雑談もオンラインなんですよね。

 さて、ご講演の内容。本学からリクエストがあったそうで以下の項目を掲げて講演をスタートされました。

  1. 遠隔授業の良い実施例、また逆に欠点・問題点
  2. 遠隔授業の工夫、学生が盛り上がる手法
  3. とくに評価や課題について
  4.  国内外における遠隔授業の現状と今後の動向

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 今回の公演で印象的だったのは質疑応答のスタイル。通常は話が終わった時点で司会から会場へ質問の有無を問いかける形なのですが、今回は開始時点で「質問のある方はチャットで」とアナウンスされていました。話の区切りのタイミングでチャットをチェックして、それに解答するというスタイル。話を聞きながら疑問に思ったことや教えて欲しいことを、話を遮ること無くその場でチャットに書き込むことができる、というのは質問する側にとって非常に快適な環境なのだ、と思います。そのためでしょうか、いつもに比べてずっと多くの質問を受けて頂くことができました。 

江頭 靖幸

 

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