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期末試験のこと (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 私のところに大学の学務課から「【八王子キャンパス】2020後期 定期試験時間割(案) 確認のお願い」というメールが届きました。そうです、期末試験の時間割についての連絡がきた、つまり本学では後期の定期試験を行う、ということです。

 いや、大学で試験があるのは当たり前だろう。

 それはそうなのですが、前期は授業がオンライン化されていたために定期試験を実施できなかったのです。試験では本人確認が必要ですし、カンニング対策も重要です。これをオンラインで行うというのは(原理的にはいろいろな方法が考えられると思いますが)実際には困難だ、という判断で前期は試験なし、ということになりました。

 当然「【八王子キャンパス】2020前期 定期試験時間割(案) 確認のお願い」というメールが来ることはなかったのですが、後期は対面授業となった科目も多く、それらの授業では試験を実施することもできる様になったということです。

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 応用化学科では多くの授業で「対面授業、ただし遠隔受講可」という授業形態を採用していますが、そのタイプの授業でも試験は「対面試験、そして遠隔受験不可」としています。

 試験を受ける学生さん達にとっては気の重いことかも知れません。でも、授業をする側の立場からするとやっぱり期末試験というのは授業を行う上での Good Practice なのだなあ、と思います。一学期の授業を最後にまとめて復習する機会となりますから学習効果の向上が望める。さらに復習の成果を含めて成績がつけられるのです。各回の課題による評価は、実は数が多いだけで「出会い頭の一本勝負」ではないが、そう考えると期末に行う試験の方がより公平ではないかとも思えてきます。

江頭 靖幸

 

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