履修登録、完了!(江頭教授)
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これを読んでいるあなたがもし高校生、あるいは中学生だったらまだあまり実感はないかもしれません。大学生になったら自分の受けたい授業を受けることができる「選択」という制度があります。例えばわれわれの応用化学に入学した1年生。月曜日1限は「国語」とか「算数」といった教科が決まっているわけではありません。後期の月曜1限には「芸術論/哲学と思考/人間と倫理/世界の宗教/日本語リテラシー/政治と社会」という六つの授業のなかから自分の受けたい授業を選ぶ、つまり選択すればよいのです。(もっともこれは学生番号が奇数の人の話。偶数の学生さんは月曜日の2限が選択授業の時間です。)
もちろん、どんな授業も選択、というわけにはいきません。例えば我々応用化学科の場合なら「学生実験」。これはさすがに全員に受けてもらいたい授業ですから「必修」の授業だ、と言われるのです。
中には「選択必修」という授業もあります。どっちやねん、と言いたくなりますが「選択必修の授業のうちから必ず○○個以上の授業を選んで受講するように」という縛りがあるのですね。
さて、「選択」なのだからどの授業を受けるか、を意思表示するプロセスが必要です。それが履修登録。今回は10月6日が1,2年生、7日は3,4年生、そして8日には再チェック、という日程で行われました。
いやー、待ってましたよ。履修登録を。えっ、先生には選択の余地はないだろうって?それはそうなのですが…。
実は選択、あるいは選択必修の授業を我々教師がスタートさせるとき、一体だれが授業を受けているのかはわからない(というか決まっていない)のです。これは意外と大変で、最初の2回程度の授業では授業の度に出席者の名簿が変化して安定しません。出席データも小テストの点数もすべて学生番号順で整理しているのですが、毎回新しい学生を新規に登録する必要があるのです。
いっそのこと履修登録は授業期間が始まる前に終わらせてほしいなあ、などと思います。一度も授業を受けないで選択はできないだろう、というのが授業開始後に履修登録が行われる理由だと思いますが、ならば第1回の前に第0回を準備すれば良いのでは。0回も1回も関係ないって?いえいえ、第0回なら出欠をとったりテストを実施する(というか、実施した結果を点数に残す)必要はありませんよね。
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