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健康診断を受けてきました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 労働安全衛生法は事業者が労働者に対する医師による健康診断を定期的に、通常は1年ごとに、実施することを規定しています。東京工科大学も事業者、そして労働者は教職員ですから、教職員の健康診断が年に一回ある、ということになります。学生向けの健康診断は年度替わりの春、そして教職員の健康診断は秋、と決まっているらしく、毎年今ぐらいの季節に健康診断が行われます。

 今年度はコロナウイルスの感染拡大の影響で健康診断もオンラインで…というはさすがに無理なので例年通りの健康診断が。ただし、順番待ちの椅子のならびがソーシャルディスタンスを考慮したものになっていたり、問診の際にお医者さんと面と向かわないで話す配置になっていたり、と感染症対策と思しき変更点がそこここに見受けられたのも事実です。(いらすとやさんも「問診のイラスト」を修正しないと。)

 実は私はこの健康診断が結構苦手なのです。大人げないのは重々承知なのですが、高校生や大学生の皆さんが受けている健康診断と私たち中高年の受けている健康診断には決定的な違いがあります。よく「バリウム」と呼ばれている胃部X線検査です。(この「バリウム」という呼び名もどうなんだか、という話は以前こちらで書きました。我々が飲まされているのは「硫酸バリウム」でそれ以外の普通の「バリウム」化合物って毒性なんですよ。)

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 今年も覚悟を決めて「バリウム」を飲み込んでX線検査を受けてきました。心なしか以前より飲みやすくなっている?(硫酸バリウム粒子のさらなる微細化に成功したのでしょうか。それとも気のせいか。)撮影台を振り回されるのは相変わらずでしがた今年も何とか我慢できました。が、やっぱりその後、バリウムが体から出ていくプロセスはいただけないですね。

 さて、X線の造影剤としてバリウムが理想的、だからバリウムを飲ませて云々、という理屈は分からないわけではありません。でももっと抜本的な改良はあり得ないものか。以前の記事では「炭素、酸素、水素、窒素などの軽い原子をどのように組み合わせてもX線を通さない物質を作ることはできない」と書いたのですがX線の吸収だけではなく、回折に注目したらどうでしょう?

 X線源を単色のものにして適切な格子定数の結晶を造影剤として飲ませる。透過するX線を検出するのではなく回折されるX線を複数の角度から同時撮影する。こうすれば、消化できる造影剤、も実現可能だと思うのですが…。

江頭 靖幸

 

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