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オンライン授業を経験して変わったこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 今年(2020年)の新型コロナウイルスの感染拡大によって本学も前期はキャンパス閉鎖、全面オンライン授業となったのですが後期に入るとかなりの授業が対面となりました。つまり、後期の授業に関してはオンラインにならなかった授業も多いのです。ただ、応用化学科について言えば「対面授業、ただし遠隔受講可」という授業が多いのですが。

 さて、自分自身、前期の完全オンライン化された授業に比べて後期の授業はオンライン化の影響が少ないと思っています。というか、まったくいままでと変わらないのでは。

 内容についてはその通り。ですが、確実に変わったと思うことが一点あります。それは学習支援システムの利用され方と頻度が変わった、というか存在感がものすごく大きくなったということです。

 学習支援システムは簡単に言えば授業のためのホームページ、授業用のブログを作るシステムのこと。もちろん、出席管理から小テストの実施、ファイルのダウンロードやアップロードの窓口にもなります。本学ではmoodleというオープンソースの学習支援システム( moodle.org  では「学習プラットフォーム」と表記されています)を利用しています。(moodleについてはこちらの記事でも触れています。)

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 授業は教室で行うもの。とにかく授業時間に教室に行けば良い。というのが、当たり前ですがいままでの授業のあり方でした。でも、オンライン授業は違います。本学の場合、オンライン授業のスタートは moodle のページに行き着くこと。ネット会議のシステムを使うとしてもまずは moodle でその情報を確認しなくてはなりません。

 つまり、授業を受けている学生は確実に moodle にアクセスしている、ということが保証されている。とまでは言いませんが、ほぼ確実になっている、というのがポストコロナの教室なのです。自然と授業で moodle の機能を利用する機会も増えますし、いままで使って居なかった機能も利用するようになりました。実はいつでもできたこと、いつかはやったことなのですがショックによって一気に加速された。それが一番の変化なのかも知れません。(ただ、個人的にはmoodleページの作り込みに時間がかかるのはちょっと大変だな、などと。)

江頭 靖幸

 

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