オンラインで卒論提出、やってみた!(2020年度)(江頭教授)
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おっとこのタイトル、卒論提出じゃなくて提出卒論の回収をやってみた!ですね。(私が卒論を出すわけじゃないし。)というわけで、昨日のこのブログの記事で紹介したとおり、1月28日は本学応用化学科の卒業論文提出日でした。今年度は新型コロナウイルス感染症対策ということで卒論提出もオンライン化したので、今回はその感想を、ということです。
さて、卒論提出のオンライン化の実際のやり方を少し紹介しましょう。基本は moodle の課題提出の機能を利用しました。学生さんからみると卒業論文とその概要を1ページにまとめた資料をPDFにしてアップロードするのが最初の作業。しばらくすると moodle 上で提出課題に対して100点の評価が入る。これで提出完了。もし問題がある場合は別途連絡が入り課題が再提出受け入れの状態になる、という流れになっています。
では教員側の作業は、というと学生さんが課題を提出すると担当の教員にメールが届くことになっています。(とは言っても論文提出期間は限られているので、moodle の提出課題リストのページに張り付いていますが。)そして、提出されたPDFファイルの中身を確認して問題がなければ100点の評価をつけます。本当の意味での内容確認は副査の先生の仕事ですから、ここでの確認内容は形式的なものです。例年はフォルダーに綴じた紙の論文を提出していたので形式的なチェックでもひっかることが間々あったのですが、今回PDFになったことでほとんどの卒論は問題なく受け入れることができました。
さて、実際にオンライン提出をやってみて気がついた点を。
提出時間は午前10時から2時間、午後2時から2時間の合計4時間だったのですが、今年はほぼ均等に提出があり提出が集中して忙しい時間はとくにありませんでした。例年ですと午前の開始直後、そして午後の終了間際に提出が集中します。とくに終了間際の提出ラッシュは結構なものに。提出の予備日があるとはいうものの、やはり駆け込みでも提出してしまいたい、という人が多かったのでしょう。ところが今年は終了1時間前にはほとんどの人が提出を終えている状況でした。
これは一体どうしたことか。始めに思いつくのはやはり印刷やフォルダーへの綴じ込みの手間がなくなったこと。研究室の四年生全員が印刷するとなればプリンターが混雑することになりますが、PDF提出なら問題はありません。これなら、やはりオンラインは良い、となりますが別の可能性も考えられます。オンライン提出でもし回線がつながらなかったらどうしよう、そう考えて学生さんが早めに動いた、ということ。卒論の提出には指導教員のチェックも必要ですから、先生たちも早めに動いてくれたのでしょうか。
何はともあれ、論文提出と受け入れという事務的な作業についてでも、例年とは違う方法になるといろいろな発見があるものですね。
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