「コーオプ演習Ⅰ最終発表会」を実施しました(江頭教授)
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本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。
先週の金曜日、1月15日にこの「コーオプ演習Ⅰ」の最終発表会が開催されました。
実はさらに1週間前にはこの最終発表会前の予選が行われました。その際、学生諸君にも話したのですが、今回の発表、というか1年生での発表はある意味特別な発表と言えるかも知れない、そんな事を感じました。なぜなら、学生諸君はまさに工学の勉強を進めている最中で、やがて社会の問題に対しても工学の関わるもの、という立場から発言することになるでしょう。でも、この発表をした1年生の時点では、まだまだ立場の定まらない、ある意味で世の中一般の人、という立場にあるのです。彼らが数年後に自分の発表を見返したとき、それはどのように見えるのでしょうか?楽しみだ、というのは少し意地悪かもしれません。
さて、以下の図は決勝戦に進出した各班のスライドの1枚目のタイトルです。いろいろなトピックがありましたが、短い時間の中でどれもよく調べていたと感じました。特に私がコメントした予選会場にいた班の人たちの中には予選から発表の間にプレゼンに手を入れてくれた班もありました。
さて、この「コーオプ演習Ⅰ」の授業、実は工学部の他の学科でも同様の形式で行われています。そしてどの学科でも最終発表会では、学生の相互評価に我々教員の評価を加えて優秀発表が選抜されます。
各学部から選抜された班の諸君には工学部の「学部長賞」が授与されることになっています。「コーオプ演習Ⅰ」の対象は1年生ですが、実際の受賞発表と表彰は2年生になってから行われます。この辺の仕組みは3年生の授業「サステイナブル工学プロジェクト演習」で4年生に学部長賞が授与されるのと同じ形式です。
ちなみに3年生の学部長賞は「地域連携課題」の発表を評価の対象としています。「地域連携課題」はクォーター制で「コーオプ実習」と対になる授業で我々応用化学科では3年前期の授業です。3年前期の授業で3年生が受賞、という点で3年だけは少し変則的になっています。
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