機械工学科 芝池成人教授の最終講義が行われました(江頭教授)
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2021年2月20日の土曜日、本学工学部の機械工学科教授、芝池成人先生の最終講義が行われました。今般の新型コロナウイルス感染症拡大のためオンラインでの開催となりました。
本学の工学部は設立が2015年。この春に三期生の卒業を控えている新しい学部ですから、退官される先生は芝池先生がはじめてです。従って本学科で開催する最終講義も今回がはじめて、ということになります。
最終講義の司会は機械工学科の学科長、古井教授。工学部長の山下教授が開会の挨拶をして、すぐに芝池先生の最終講義が始まりました。
講義は前編、後編の二部構成。前半では東京大学機械工学科での卒業研究からスタートして本学に着任するまでの期間を、LCAの報告書を模して構成されていました。(いや、LCAなら「ゆりかご」から話しをはじめるべきでは...とか。)後半は本学での活動、教育と研究についてのお話しでした。
芝池先生の講義の後は芝池研究室のOBの方からのご挨拶、そして参加者全員でオンラインでの記念撮影を行い、終了となりました
私のPCからみた記念写真撮影の様子ですが、さて、他の参加者に方々からはどのように見えていたのでしょうか。
さて、今回の最終講義の中で私が印象的に感じたのは前半での卒論生時代に、エイモリー・ロビンスの「ソフトネルギーパス」という本を読んで影響を受けた、とう下りです。実は私自身も卒論生のときに研究室にこの本が置いてあったことをよく覚えているのです。私が東京大学の工学部にきたのは芝池先生よりもかなり後のことになります。ですから、「ソフトネルギーパス」も昔話題になった本、という扱いでしたが、さて、芝池先生がこの本に触れた当時は新鮮な驚きを持って迎えられていたのでしょうか。
そして後半の本学に着任後のお話し。芝池先生は本学工学部では一年生の「サステイナブル工学基礎」、二、三年生の「サステイナブル工学実習」そして三年生の「サステイナブル工学プロジェクト演習」という「サステイナブル工学」についての授業を担当されていました。私もサステイナブル工学の担当だったことから学科は違えど一緒に仕事をさせていただいた、という実感は強いものがありますので、この部分のお話しの一つ一つに覚えがある、という感覚です。
芝池先生は本学の工学部の設立の1年半前の準備段階から本学に赴任され、「サステイナブル工学」の基本的な考え方、教育の方向性、そして具体的な授業の進め方の確固とした基礎を定めてくださいました。私も本学の「サステイナブル工学」に関与するものとして、この「サステイナブル工学」をますます発展させていきたい、と思っています。
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