「風邪をひいたら仕事を休む」のは常識か(江頭教授)
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新型コロナウイルス感染症が問題となった2020年からは「体調が悪くなったら仕事を休む」のが常識となったと思います。少なくと大学では体温をチェックしていて、熱があっても無理をして大学に来る、ということは学生にも職員にも許されていません。
4年前の状況では「風邪」を職場の人にうつすかもしれない、という可能性が小さなリスクだと評価されていた。だから風邪をひいても職場に来ることは風邪による自分の苦しさに打ち勝って仕事を優先する(というか、仕事場の同僚に負担をかけない)という側面が重視されるわけです。それはそれで理があるように見えるのですが、もう一つの視点として、その仕事はそんなに重要か、という問いかけもあるでしょう。今回のドラマでいえば、仕事そのものよりも納期が厳しいことが問題なのですが、果たしてその納期には合理的な理由があるのでしょうか。もっとも、これはドラマでは描かれない部分なのですが。
さて、近い将来、今回のコロナウイルス感染症の問題が片付いたとき、このドラマの表現は再び受け入れられるようになるのでしょうか。それとも体調が悪いのに仕事に来るなんて変な話だ、という新しい常識が定着するのでしょうか。今のところ先は見通せない状況ですね。
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