2021年の卒業研究審査会(江頭教授)
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先日の記事にも書いたように2月12日(金)、13日(土)に応用化学科の「卒業研究審査会」を行いました。
これは本学応用化学科の第3回の卒業研究審査会でしたが、前2回とは異なる実施形態となりました。もちろん、新型コロナウイルス感染症の拡大という問題があったためです。
発表会の場所を決めたのはもう昨年のこと。そのときはここまでコロナ問題が深刻になって、緊急事態宣言まででることになるとは考えていませんでした。対面実施を前提に感染対策がとれる大きな部屋を選び、例年なら3年生も一緒に参加する所を発表する4年生に限定する、そう考えて準備していたのです。でもこうなってはこの部屋でも4年生全員を入れて実施するのはリスクが高そうです。
ということで学生さんは発表者と次の発表者の2名に限定。また、いままでは時間節約のために共通のPCを準備して発表に利用していたのですが今回は各自が自分のPCを準備することに。
このスケールの部屋で学生は2人、先生は11人での発表会でした。
今回の実施形態、我々にとっては、仕方ないなあ、程度でしたが、学生さんにとっては非常に緊張する形式だったようです。何しろ教室にいるのはほとんどが教員。いつもの授業とは真逆の状況で、これが本当の「反転授業」です。(そうだよ、我々教員はいつも教室で学生さんの前に立つとき「多勢に無勢だ!」と感じているんだよ。)特に今年の卒論生はコロナウイルスの問題で中間発表もできませんでしたから、ほとんどの学生さんにとってこれが最初の対面形式の発表です。その心中如何ばかりなりや、です。
おまけに例年恒例の卒論発表会の開催の挨拶や閉会の挨拶もなし。そりゃそうです。聴衆である学生さんがほとんどいない会場で挨拶してもしょうがない。この部分だけでもオンラインでやれば良かった、とか思っても後の祭りでした。
さて、不満を挙げればキリのない卒論発表会でしたが、それでも対面で実施できたのは良かったと思います。コロナウイルス問題が始まってほぼ1年。いろいろな対策をとりながらですが、大学生の学園生活最大のイベントを無事実施することができたのですから。
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