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「オンライン授業講習会」が開催されました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 これを読んでいる皆さんは「FD」あるいは「FD活動」というものをご存じでしょうか? 私がはじめて聞いたときには「フロッピーディスク?」「フロッピーディスク活動ってなに?」などと思ったものですが、ここでの意味は「ファカルティ・ディベロップメント( Faculty Development )」です。ファカルティは学部のこと、ディベロップメントは「発展」や「開発」の意味ですから、学部を発展させることです。端的に言うと、教員の能力開発を促進するための活動、ということになります。

 おっと、これは以前の記事で「オンラインツール活用講習会」について紹介したときの枕ですね。実は今回開催された「オンライン授業講習会」も同じ「FD活動」の一つ。2020年度に行ったオンライン授業の内容を振り返りつつ、2021年度のオンライン授業に向けて全学教員向けの情報発信を行う、というもの。本学の先進教育支援センターが担当で、もちろんですがこれもオンラインで行われました。

 今回の講習会、まずは2020年度の振り返りから。コロナウイルス感染症対策のための緊急事態宣言の影響で強制的にオンラインで授業を行うこととなったため一気にオンライン化が進んだ。これは我々応用化学科のみならずほとんどの学部、いえほとんどの大学で同じだと思いますが、その実態をデータで示してもらいました。たとえば本学が採用している学習支援システムの moodle の利用率は2019年度とくらべてほぼ2倍になったそうです。約1/3の授業では moodle 未使用だそうですが、これは卒業研究など少人数制の授業が主だということです。一般の講義での本学のオンライン対応は強制的に完成させられた、という事なのでしょう。

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 さて、後半には「オンライン授業」の実施方法、片柳研究棟地下ホールなど専任スタッフのいる会場を利用したオンライン授業に加えて「対面授業、ただし遠隔受講可」なバイブリッド型のオンライン授業についての説明も。実はこの部分については事前にヒアリングを受けていて、我々応用化学でのハイブリッド授業のやり方やその効果についての解説もされていました。私が「カメラの準備が大変!」と言っていたからでしょうか、カメラ無しが先進教育支援センターの推奨構成でとなっていましたね。

 また、今回の「オンライン授業講習会」で特徴的だったのはオンライン授業で利用するヘッドセット等の道具の推奨機種を示してくれたことでした。それに加えてヘッドセットの共同購入まで準備されていて至れり尽くせり。今回の講習会の情報を利用して、来年度2021年の授業では色々特徴的な授業が行われるのではないかと期待しています。

江頭 靖幸

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