「サステイナブル」?、「サスティナブル」?、「サステナブル」?2021年版(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
我々応用化学科が所属する東京工科大学工学部、その柱の一つがサステイナブル工学教育です。では「サステイナブルって何?」と思ったひと、言葉自体が分からないひとはどうすれば良いのでしょうか。「ググれ!」ということで今回は「サステイナブル」と検索の話を。
と、この書き出し、実はこの「「サステイナブル」?、「サスティナブル」?、「サステナブル」?2020年版(江頭教授)」という記事の焼き直し。さらにいうと、この記事も「雑感 サステイナビリティの認知度 「サステイナブル」?、「サスティナブル」?、「サステナブル」?(片桐教授)」の続編です。
本学工学部の特徴である「サステイナブル工学教育」、その「サステイナブル」は"sustainable"のカナ表記なのですが、「サステイナブル」以外でも(イのない)「サステナブル」や(イが小さい)「サスティナブル」など、表記のゆらぎがある。では、どれが一般的なのかをGoogleさんに聞いてみよう、というのがこの一連の記事の内容です。
さて、2021年4月23日時点での検索結果を示しましょう。
「サステナブル」 22,700,000 件
「サスティナブル」 7,910,000 件
「サステイナブル」 11,300,000件
イのない「サステナブル」が第一位、我らが「サステイナブル」は第二位ですがちょうど半分くらいでしょうか。イが小さい「サスティナブル」はさらに少なくて第3位でした。
では2020年01月08日の「「サステイナブル」?、「サスティナブル」?、「サステナブル」?2020年版(江頭教授)」での結果を見てみましょう。
「サステナブル」 4,630,000 件
「サスティナブル」 1,550,000 件
「サステイナブル」 2,950,000 件
で「サステイナブル」は第二位。一位の「サステナブル」の半分くらいのヒット数でこの比率はあまり変わっていませんね。
さらに遡って2016年03月14日の「雑感 サステイナビリティの認知度 「サステイナブル」?、 「サスティナブル」?、「サステナブル」?(片桐教授)」では
「サステナブル」 1,940,000件
「サスティナブル」 381,000件
「サステイナブル」 359,000件
という結果が。この5年間で「サステイナブル」はイが小さい「サスティナブル」は追い抜いたのですが、まだまだイのない「サステナブル」は遠いですね。
やはり"sustainable"は「サステナブル」と表記するのが主流なのでしょうか。上のスクリーンショットにもあるように「サステイナブル」と検索すると「サステナブルも含めた検索結果を表示しています」と出る始末。(でも、それなら「サステナブル」の検索ヒット数より大きくならないとおかしいのでは?Google検索のヒット数というはも当てにならない数字なのかも。)
と、まあ少し残念の気もします。でも、今回の検索の結果にはもっと大きな特徴があることに気がつきます。2020年1月、1年と3ヶ月ほど前の結果と比べてどれも4~5倍のヒット数となっているのです。増加の割合をみると2016年3月から2020年1月までの3年9ヶ月と同程度かそれ以上の増加率。この1年で"sustainable"に関する情報発信がぐんと増えていることが伺えます。
やっぱりAKB48効果?いえいえ、これはやはりSDGsのSが"sustainable"だから、でしょうね。