三学科合同授業をオンラインで学科別に配信してみた!(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
この記事は以前の「授業『サステイナブル工学基礎』の構成」(その1,その2,その3)と題して掲載して記事の続編、というか番外編です。
「サステイナブル工学基礎」は本学工学部の三学科が一緒に受講する授業であって、その中でグループワークを行います、というのが今までの話。今回はこの三学科の授業で学科別のグループワークを実施したお話しです。あ、もちろん現在の状況下ですのでグループワークはオンラインで実施しました。オンラインでのグループワーク授業については昨年度の後期にも実施した経験があるので、正直それほど難しいとは思っていませんでした。
学科別のグループワーク、対面で授業を実施していたころには教室にある種の座席指定(正確には学科ごとに着席する領域を指定するもの)を行って、そのあとで「近くの人とグループを作りましょう」という実施方法でした。それから類推して三つのオンライン授業を平行しておこなって、その中でグループに分かれてもらえば良い、と考えました。「机に二つPCを並べて二クラスのオンライン授業を平行しておこなっている」という話も聞いたことがあるので机に三台PCを並べれば良いだろう。普段からデスクトップPCとノートPCを並べて使っているので後1台PCをならべて...。
で、机の上は写真のような状態に。普段使っているノートPCはデスクトップのディスプレイに接続しているのでスクリーンが二つ。これにデスクサイドの据え置き型のPC(向かって右側)と予備のノートPC(向かって左側)を加えて4スクリーン体制。ついでに正面のディスプレイ上にはカメラが三つ乗る有様に。
まあ、ここまでは最初から想定していたのですが、よく考えるとこの状態で三つのPCから音をだしたとすればハウリングでとんでもない事になってしまいます。
「机に二つPCを並べて二クラスのオンライン授業を平行しておこなっている」と教えてくれた先生は両耳にイヤホンを入れて、と言ってたなあ。あれ、イヤホン三つは無理なのでは!
まあ、当たり前なのですが...。というわけで急遽下図のようなミキサーを買ってきて3系統の音を一つのヘッドセットに送る様にセッティングすることに。
PCのヘッドホン出力はマイク入力を合わせて4極のピンジャックになっているとか。ヘッドホン出力とマイク入力を分離して3極のピンジャックケーブルで接続しています。マイク入力も3極なのでこれにもヘッドセット(有線)のマイクを三分割してつなぐ。いろいろなケーブルやアダプターを買い込んでなんとか3台のPCのヘッドホン出力とマイク入力を一つのヘッドセットにまとめることができ、試運転も巧くいきました。
と思ったら、当日マイク3系統のうち1系統がつながらない。接触不良なのか…などと悩んでいたのですが、よく考えるとマイクはハウリングとは関係ないですね。結局カメラに付属のマイクで授業を行うことができました。
とまあ、何とか授業は予定通りに実施できました。ですが、やっぱり複雑な作業を授業中にやる、というはしんどいですね。
「授業・学生生活」カテゴリの記事
- 研究室配属決定(江頭教授)(2019.03.18)
- Moodleアップグレード、など(江頭教授)(2019.03.14)
- 大学院のすすめ 番外編 「学位って何だろう」(片桐教授)(2019.03.05)
- ハーバーとボッシュ、偉いのはどっち? 4年目 (江頭教授)(2019.02.22)
- インフルエンザの季節ですね。(パート2)(江頭教授)(2019.02.08)