2回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(片桐教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
前回、6月27日(日曜日)のワクチン接種に続き、7月27日(火曜日)の夕方に、八王子駅北口のオクトーネ(旧東急スクエアー)11階へ2回目のワクチン接種にいってきました。
必要書類(接種券と予診票)と身分証明書を持参して接種会場へ参りました。予診票には当日朝に体温(36.4℃)をはかり記載しました。その他の体調や既往症についても記載した上で、書類一式を持参し、現場に向かいました。
当日は台風が接近しているのによい天気で、日差しが痛く到着までに汗をかきました。体温が上がっていたらどうしようと心配しました。予約時間は17:15〜17:30でしたが、いつものように余裕を持って16:55に到着したところ、この時点ではまだ待ち合い場所に案内されないとのことで、17:00過ぎまでオクトーネの中をぶらつきました。17:05に戻ったところ、すでに6人が開設された待合室に着席していました。私はその予約時間の7人目です。椅子は全部で16席ありました。椅子は約60cmの間隔をあけておかれておりました。後ろのご夫婦が「あの書類はどうした?この書類は記入していないじゃないか」とにぎやかでした。着席していると、係の人が書類の記入の確認と体温の測定にきました。
17:10に受付に案内されました。今回も受付作業はスムーズで、すぐに問診にまわされました。「第1回目の副反応で翌日37.5℃になりました」「それはよくあることです」との問診後、すぐに接種ブースの方へ回りました。ブースは3つありました。ブース前の待機場所で係のヒトに「マスクで鼻を覆って下さい」と叱られてしまいました。鼻が低いので、すぐにマスクがずれてしまいます。
書類の確認後、17:14に看護婦さんによる接種をうけました。ワクチンは前回同様にファイザー社製です。おしゃべりな看護婦さんで
「今日の感染者数は2800人を超えてたみたいよ。こんなにがんばってるのに、嫌になっちゃう。まだ増えるのかしらねえ。」「午前中とかお昼はお年寄りが多いけど、夕方は仕事帰りの方が多いみたいね。」
という他愛もない会話の合間に注射はいつの間にか終わっていました。
前回同様、受付から接種まで5分もかかっていません。流れはすごくスムーズで、案内の方もこなれていました。
17:14〜17:29のあいだの15分間、同じ会場の待機席に案内されました。私の座席はC-7です。着席する場所が指定されています。私の席のあたりはやたら気温が高く?(そう感じただけかもしれません)、ひどく汗をかきました。後で思い出せば、これは副反応だったようです。しかし、待機中には腕の痛みはありませんでした。待っている間はやたら暑く感じられ、疲れが出ました。
ワクチンパスポートの交付は後日だそうです。今は、接種券の記録が、2回のワクチン接種の証明書になるそうです。その後、会場を後にして帰宅しました。
帰宅後に着替えたら、シャツは濡れていないところがないくらいに汗を吸っておりました。近年まれに見る大汗です。18:15に体温を測ると37.0℃、汗をあれだけかいても高めです。おそらく,前回とは異なり、免疫が素早く応答して、接種直後から発熱していたようです。私の免疫系は1回目のワクチン接種で十分に予習しており、2回目のワクチン接種では迅速にmRNAワクチンが作らせる抗原にペプチドに素早く応答したようです。その時点での飽和酸素濃度は98%、血圧は110/77と正常ですが脈拍が118とかなり高くなっています。少し頭痛もあります。左上腕部も重くなってきました。ある種の筋肉痛のようです。注射した場所以外に腋の下も痛くなってきました。前回の発熱や痛みのピークが24時間後くらいだったことと比べると、すでに2時間後には全回のピークと同程度、それ以上の副反応が起きているようです。横になって夕食まで休みました。
19:00までに体温は36.5まで下がりました。肩こりのような左腕から首筋あたりの痛みを感じながら食事、シャワー後にすぐに寝ました。
前回のように寝汗はありませんでしたが、左上腕部がかなり重痛く、眠りは浅めです。左腕を冷やすと少し痛みが和らぐので、扇風機の風を左肩に当てて眠りました。
28日翌朝、05:00に起床しました。両方の足指にしびれを感じます。また、両手指もゴム手袋をはめているような、あるいは皮膚が少し硬くなっているかような違和感を覚えます。少しだけ顔もむくんでいるようです。
何回か体温を計りましたが、腋の下に痛みを感じる時に熱が高いようです。36.4℃(05:00) から 37.7℃(06:00) の間で乱高下しています。血圧はやや高め(134/83)です。
酸素飽和度は95%です。PI値は4.2%なので、指先などの血流が悪くなったわけではないようです。この手足指のしびれや違和感は神経性のものなのでしょう。頭に「ギラン・バレー症候群」ということばがよぎります。
左腕は痛みを感じています。特に腕を挙げると重だるい痛みがあります。
28日の午前中は体がしんどく感じました。しかし、修士論文の指導があり、休めません。手の指の違和感で、文字がうまく書けません。字がへにょへにょになってます(いつもと変わらないという意見もありますが…)。いつもより30分ほど遅めに出勤しました。この日の昼頃が一番辛く、やるべき仕事を片付けた後、早退しました。
帰宅後、やはりひどく汗をかいていました。帰宅直後の14:30の体温が37.0℃、血圧は114/74、脈拍は速く114、酸素飽和度は低く94%でした。午睡後の18:30の体温は36.4℃、血圧は120/84、脈拍は104、酸素飽和度はまだ94%でした。上腕部の痛みがまだひどいので、筋肉痛を緩和する湿布を貼ってから就寝しました。湿布は痛みの緩和に有効なようです。
29日朝、5:00には体温が36.5℃、血圧は122/79、脈拍は速く102、酸素飽和度は98%に回復していました。この時点で頭痛などの副反応は緩和していますが、足指のしびれ、手指の違和感、左上腕部の比較的弱くなった痛みは継続しています。
2回目の副反応は接種直後から出始めました。その内容は1回目に経験したものとほぼ同じでした。発生するタイミングが1回目よりも早いという違いがありました。そして、翌朝に足の指のしびれを感じました。これは前回の時には感じられませんでした。注射部位の上腕部の痛みは前回よりも強く長引きました。湿布は有効でした。かなり痛みを緩和できました。
以上、片桐の2回目の新型コロナワクチン接種体験でした。
これで2週間後頃から、新型コロナに感染しても重症化する可能性が下がります。しかし、このワクチンは細胞性免疫を活性化する=体内で感染した細胞を白血球が速やかに破壊するように、免疫系に予習させるものです。デルタ株に対しても重症化予防効果は9割近くあるそうです。しかし、中和抗体による感染予防効果はあまり期待してはいけないそうです。特にデルタ変異株に対する予防効果は4割もないそうです。これからもマスクや手洗いをはじめとする感染予防に努めなければなりません。
副反応の辛い思いをしてマスクを外すことができないのは残念です。ワクチンは感染したときに重症化しないための保険です。重症化する可能性が少なくなっただけでも儲け物です。そう思いましょう。副反応はそのコストと割り切るように考えます。(ブログ2021.5.10、http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/2021/05/post-a4f9aa.html)
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