「授業点検」再開(江頭教授)
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授業点検。授業は本学の授業ことです。点検するのは教員、その授業を担当していないほかの教員が点検を行います。
我々大学の教員は高校や小中学校の先生たちの様な「教員」としての教育や訓練を受けていません。(教育学部があればそこの先生たちは違うのかもしれませんが、それはまた別のお話。)ですから授業をするときも学生時代に自分が受けた授業を思い出しながら手探りで授業を行うことになります。各自、自分なりに工夫を凝らすのですが、時には誰かの意見を求めたくなることがあります。また、授業中に何かを思い付き、これはいい、と人に伝えたいと思うこともあります。
教員同士の会話の中で授業の方法について話題になることがあります。専門分野を超えて盛り上がる話題で時として良いアイデアをもらえることもありますが、話の流れ次第ではあまり効率的ではありません。
そんなわけで、「授業点検」です。
この授業点検についてはこのブログでも何回か触れています(その1,その2,その3)。ただ、昨年度からは対面授業が制限されていたこともあって一時中断されていました。今学期は対面授業にもどったことを受けて再開することになり、そのための準備を進めていました。緊急事態宣言の影響で今年も中止かな、と心配したこともありましたが先日対面授業が再開されたことによってぎりぎり実施することができるようになりました。
さて、再開された授業点検ですがこれを機に改善された点も。
授業点検では点検の担当者が「点検シート」に評価を記入してゆくのですがコロナ禍以前はこれは紙ベースで運営されていました。これが今回からはオンラインでデータをやり取りすることに。ただし実際に授業に参加して点検をする際にはなにがしかの紙をもっている人も多いのですが。
とはいえ、もっと大きく変わったのは授業そのものです。moodleによるデータの共有が一般的となったので「スライドの字が小さい」問題などは「moodleに共有されたデータを手元のPCで見ればよい」などという可能性も考えられるようになりました。授業によっては予習用の動画が公開されていて学生さんたちはすでに予習済みという前提で授業が進みます。こうなると点検する教員だけが置いてきぼり。予習をさぼった学生の気分を身をもって知ることになります。
これはいけない、授業点検のやり方も改善が必要ですね。こんど「授業点検点検」をやりましょう!
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