仮履修登録のこと(江頭教授)
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履修登録についてはこちらの記事で紹介しています。小中高とは違って大学の授業は学生一人一人が選択するものが多い。だから学生が自分でどの授業をとるかを決めて、それを大学側に知らせる必要がある。そのための作業が履修登録となります。通常の履修登録は授業開始から1~2週間程度で行われています。後期の授業開始は9月の終わりごろ。従って本来の履修登録は10月に入ってから、と予定されています。
さて、タイトルの「仮履修登録」は今回初めて実施する試みです。実施する内容は本番の履修登録とほぼ同じですが、実施期間が授業開始のかなり前に設定されているのです。
なんで「仮履修登録」が必要なのか。じつはこれ、コロナウイルス感染症対策の一環なのです。いままでも感染対策として履修人数が多くて学生間の適切な距離が保てない授業についてはオンラインで実施する、などの感染対策をとっていました。その際、履修人数については例年の実績などから見積もっていたのですが、今回は「仮履修登録」によってより具体的に履修学生の人数を把握しよう、というのです。事前に正確な人数が分かれば、学内で実施する授業も人数と教室のサイズを適切に配分することができます。
これは私個人の考えですが、普段から授業をやっている教員の立場では履修登録はもっと早い方が良い、と思っていました。
履修登録が完了しない、ということは学生名簿が確定しない、ということでもあります。出欠管理や成績評価には学生名簿が必要不可欠なのですが、授業が始まってしばらくはこの名簿が確定せず、授業のたびに修正する必要があるのはなんとも厄介です。また、授業に出ている学生は把握できるのですが、欠席している学生は分からない。学生さんの出欠状況がある程度分かっていると安心なのですが。
もっとも今回の仮履修登録はあくまでも「仮」の登録です。実際に登録期間に変更することも可、となっているので学生諸君にはその点は安心してもらいたいと思います。
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