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発表いろいろ(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 こちらの記事にも書きましたが、先週の木曜日と金曜日、応用化学科に接続する工学研究科の予備審査会を行いました。応用化学科に所属する研究室の修士2年生の諸君も発表したのですが、多数の発表の中にはトラブルも。

 今回の発表会、一人あたりの発表時間は卒業論文発表会より二倍以上の時間がとってあります。発表用のノートPCを交換する余裕もあるので共有PCはなし。発表者の皆さんが自分のPCを用意してくることになりました。

 これならPCの操作に戸惑うこともない、のかと思ったらそうでもありません。よくあるのはMS PowerPointの発表者ビューが間違ってスクリーンの方に表示されてしまう、というもの。これはスライドショーをスタートするのとプロジェクターとの接続のタイミングの問題の様です。我々教員からすればたいした問題に思えない。いっそそのままで発表してもよいとも思いますが学生さんとしてはそうはいかないですよね。

Presentation_man

 まあ、これは発表の開始時にちょっとごたつくぐらいですが、中にはもっと深刻なトラブルも。普通に発表を開始できたのですが途中でスライドが進行しなくなってしまった、いえ正確には非常に遅くなってしまった、というケースが出てきたのです。

 進まないページには実験サンプルのスペクトルデータの図が出されていましたから、おそらく図の描画要素が多いので(データ点の分だけの線分を再描画することになって)スライドの出力に時間がかかっているのでしょう。ということはスペクトルデータの図をベクター形式でなくてラスター形式にすれば良い、具体的に貼り付ける時に「形式を選択して貼り付け」として「画像」を選ぶ、ということが対策ですね。

 とはいえ、その場で対応するのは難しい。何しろPCが事実上動かなくなっているのですから。審査委員の先生の手元に配られている予稿をベースに、残された時間で可能な限りの情報を伝えるというのが正解だと思いますが、さすがに手慣れた発表者でないとこれは無理でしょうか。

江頭 靖幸

 

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