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「教育用ITシステム活用セミナー」が開催されました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 授業といえば教科書があって黒板があって…それはそれで今でも有効な教育方法だと思います。とはいえストイックに従来の方法にこだわる必要もありません。ITを活用して省ける手間は省いて、より効果の高い授業を目指さなくては。

 ということで本学では「先進教育支援センター」が中心となって教育用ITシステムの維持管理、新規機能の導入や学生向けのサポート、そして教員向けの情報提供を行っています。今回、8月30日、31日に開催された「教育用ITシステム活用セミナー」はまさに教員向けの情報提供の場、という位置づけです。

 初日は基礎編として本学のITシステムの説明、Moodleの基礎、そしてMicrosoft365についての紹介。「Moodleのコースは教員なら誰でも作れるのか!」「Microsoft365にもFormsがあるのか!」など、基礎編とは言っても新発見はあるものです。

 そして二日目は上級編、ではなくて「学生目線編」です。

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 ZoomやMoodleについて、学生の立場からどのように見えるのか、がこの日の主題です。最近のクラウド中心の教育用ITシステムでは、教員と学生で見えるものが異なっています。教員は学生に何を見せるのか、タイミングを考えながら設定を行っているのですが、それでも具体的にどのように見えているかを知るチャンスはあまりありません。それを考えるとこの「学生目線編」というのは貴重な機会ですね。

 Zoomのブレイクアウトルーム(またはブレイクアウトセッション)の機能は私もよく利用しているのですが、実際に自分が「ブレイクアウト」されるのは実は2回目でした。全ブレイクアウトルームに向けたミーティングのホストからのメッセージってこんなに分かりにくいのか、などなど発見があります。またmoodleに対して本学独自に開発したモジュールの説明では、本学固有のシステムとの関係を含めた解説を聞くことができました。

 少し前に「大学は夏休みが長い」という話をしたのですが、この通り、大学教員は遊んでいるわけではないのですよ。

江頭 靖幸

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