体重計を買い換えました(江頭教授)
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私はBMI30越えの肥満体なのでコロナウイルスのワクチン接種を優先して受けられた、という話をこちらに書きました。これはありがたい話だったのですが優先される理由が理由だけにありがたがっているわけにもいかない。基礎疾患ありということは高リスクだということ。これは何とかしなくては。
とまあ、始まりはここからなのですが巡り巡って表題の様に「体重計を買い換える」ことに。スマホとの連携機能が欲しいなあと思ってのこと。いや、これだけで痩せられると思っている訳ではないですよ。
さて、あんまり深く考えずに新しい体重計を購入したのですが今まで使ってきたものとメーカーが違っていました。新しい体重計、別メーカーの製品ということもあって、まずは同じ計測値が出るかどうか確認してみます。体重は全く同じ値が出て一安心。でもBMI値がちがう。おっと、これは身長データの設定間違いでした。これを直すと一致。(当たり前ですね。)
次は体脂肪率。いままでの体重計では 25.8%、新しい体重計は 24.2%。多少値が違いますが、まあ良いでしょう。(いずれにしても太りすぎだし。)基礎代謝は1969 kcal が 1979 kcal となりました。体脂肪率が下がると基礎代謝が増えるのですね。まあ脂肪は筋肉のようには代謝をしないということなのでしょう。
とまあ、ここまではなるほどと思っていたのですが…。「旧 体内年齢 50才、新 体年齢 62才。」ちょ、ちょっとまって!
いままでの体重計では自分の実年齢よりも若い体内年齢が出ていたので、少しうれしく思っていたのです。でも新しい体重計の体年齢は一気に実年齢を越えてしまいました。うーん。
でもよく考えたら体内年齢とか体年齢とは一体何なんだろう。いままでちゃんと確認したことがなかったな。
調べてみると体内年齢も体年齢も基礎代謝から計算したものだとか。年をとるほど基礎代謝が減る。その関係を使って基礎代謝を年齢に換算して分かりやすい様に表示しているのでしょう。同じ体重なら筋肉が多くて脂肪が少ない方が基礎代謝が大きくでるはず…なのですが、あれっ、新しい体重計のほうが(わずかとは言え)体脂肪率は小さいし基礎代謝は大きく出ているのに。
「年をとるほど基礎代謝が減る」と書いたのですが、実はその減り方の実データは上のグラフのような関係だとか。データはバラツキが大きく、また年齢が高くなるほど変化率が小さくなっています。実のところ50才も62才もバラツキを含めて考えれば同じようなものです。基礎代謝から年齢に換算する式の取り方次第でなんとでもなってしまう。はっきり言うとこの体内年齢(体年齢)は30才を切るぐらいではじめて意味を持つ数字だと言えると思います。私の年齢では気にする必要のない数値だ、ということで自分を納得させることにしました。
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