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「360」とか「365」とか「386」とか「486」とか。あと「387」も。(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 最近円安で物価高が心配だ、などという話もありますがせいぜい1ドル114円程度。私の世代は1ドルが360円の固定相場制の時代を知っていますからあまり驚かない、というのは違うかな。なにはともあれ1973年までは1ドルは360円でした。戦後の混乱期に「円とは丸のこと、丸だから360°」という冗談の様な理由で決められたという話もありますが、さて本当なのでしょうか。

 この「360」という数字は360°を想起させますから、いろいろなものの名前に使われています。先の記事で触れた Microsoft社ですが、同社が作っているゲーム機、Xboxにも「Xbox360」というタイプがありました。360回もリニューアルをくり返した、訳ではなくて「360°死角なし!」という意気込みでしょう。

「Xbox360」に5を足せば「Xbox365」になって、一年365日遊んでばっかり、となってこれはイメージが悪いかも。でも「Office 365」改め「Microsoft 365」は一年365働いてばっかり、という意味になってこちらの方は少し怖いイメージですね。

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 このあいだの記事でこの「Office365」改め「Microsoft365」の「365」を「386」と間違えてしまったのですが、ここからはその弁明を。

 まず「386」の由来はインテル社のCPUで i80386 という型番のシリーズがあったことです。いわゆるPCというもの(IBM PC/AT互換機のこと)が登場した時、そのCPUはインテル社のi80286でした。その後継CPUが i80386 なので、なんとなく386には「早い!凄い!かっこいい!」というイメージが(私の中には)あるのです。PC関係で3とか6とか入った数字ということで「365」と「386」とが混乱してしまいました。

 ちなみ386の後継は486。でもその次は586ではなてPentiumでした。「Pent…」となっているのでなんとなく第五世代感はありましたが、その後のCoreシリーズには6は関係ない様な。

 あと387にも触れておきましょう。387は386と一緒に使う「数値演算プロセッサー」です。いや、昔はそういうのがあったのです。私が最初に買ったノートパソコンのCPUは386(正確には省電力版の386L)でした。そのパソコンの裏側には空のスロットが付いていて、そこに387を差し込むと数値演算の性能が飛躍的にアップする。なんかガジェット好きには堪らない設定(「設定言うな!」)でしたね。

 

江頭 靖幸

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