2022年度の年賀状のはなし(江頭教授)
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昨年の今頃「年賀状と名簿と個人情報保護法の話」という記事を書きました。年賀状の発売枚数は2003年がピークで40億枚を超えていたそうですが、その後減少を続けて20億枚を切っているというはなし。日本郵政グループのプレスリリースによれば今年、というか2022年用の年賀状の発売数は18.3億枚。2021年用が19.4億枚なのでかなりの減少。でも減少率としては昨年よりはましなのだそうです。
自分自身で考えてもここ何年か新しい年賀状の送り先は増えていません。その一方で徐々に送り先が減っている、という状態で年賀状の発売数の減少傾向は納得できるものです。
リタイアされた方からの「来年からは欠礼させて頂きます」とのおことば。なるほど、将来自分もどこかのタイミングでこんな決断をくだすのだろうか。年賀状の送り先の方からの忌中欠礼の葉書でご本人の訃報に触れることもあり、これは寂しい限り。
中には「今度からメールベースに移行します」と宣言した同窓生も。でも年賀メールも来てないなあ、などと考えているとご両親から病気で亡くなった旨のご連絡をいただく、というケースも。これは少なからずショックでした。
年賀状の送り先は少しづつ減少し、新しい送り先が増えることはない。個人情報保護法によって年賀状という文化は緩慢な死を迎えているというべきでしょう。
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