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『ビジネスホテルで白米を調理する方法』についての捕捉(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 12月6日の江頭先生のブログで、私のよく使っているフレーズを取られてしまいました。

このブログの内容を不用意に拡散しないように。<中略> 他人のことばをそのまま鵜呑みにするのは極めて危険な行為です。

「やられた」と思いました。さすが江頭先生です。

 廊下での立ち話でそのブログの内容、『ビジネスホテルで白米を調理する方法』について立ち話をしました。

 もう40年以上前の、大学生のころ、私は地域ユネスコの主催する夏休みの小中学生のキャンプのアドバイザー(相談員)をボランティアで行なっていました。業務は小中学生を大井川の中流域の河原のキャンプ場まで引率し、テントを張る指導、夕飯を作る指導、その後キャンプファイアーの準備や指導、そして、その後に小さなたき火の周りで寝ずの番。そこで怪談を語り、夜中にひとりでトイレに行けなくなった子の付き添い、などでした。

 この経験のおかげで、私は飯ごう(今はメスティンと呼ぶそうですね)という道具でたき火を使ってご飯を上手に炊けます。その準備で仕入れた知識のひとつに、少量のご飯を大きな飯ごうを使って炊く方法,というものがありました。出典は確か誠文堂新光社の「楽しいキャンピング」という雑誌体の本ですが、昔のことなのでうろ覚えです。

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 飯ごうは、その容量で炊ける適切なご飯の量が異なります。あまり多いと溢れ出ますが、少なすぎるとご飯ではなくお焦げだらけになります。

 5合炊きの飯ごうで1合以下のご飯を炊きたい場合は、飯ごうでお湯を沸かしておきます。その中にポリプロピレンのビニール袋内にお米と水を入れて、空気の残らないように、しかし内容量が増えても袋が破けないように余裕を持たせて折り畳んだビニール袋の口をきっちり縛り、それを飯ごうの中の湧かしたお湯の中に入れて飯ごうの蓋をして、15分くらい加熱して炊くという方法です。この方法を応用すればビジネスホテルのケトルでもお米からご飯を炊けそうですね。でも、空気抜きが出来ていなかったり、ビニール袋へぱつぱつに米と水を入れて体積変化に対応できなくしてしまったり、火力に気をつけないとビニール袋が破けたりして飯ごう内がおかゆになります。ビニール袋はポリプロピレンでなければダメです。ポリエチレンでは溶けて穴があいたり裂けてしまいます。

 大学3年生の最後の夏休みの就寝前にとっておきの怪談をご披露しました。話しの直後、阿鼻叫喚を期待したのですが、場は静まり返ってしまい、『滑ったかな?』と思っていたら、皆怖くて固まっていました。その夜は寝かし付けやトイレの付き添いで一睡も出来ませんでした。

 

片桐 利真

 

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