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卒業論文発表会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff



 我々応用化学科の卒業論文発表会は本日(2022年2月14日)から2日間で開催。実は本学科が開設してから卒業論文発表会は今回で4回目。今年発表する学生諸君は4期生ということになります。昨年度、第3回の卒論発表会では「えっ、まだ3回目なの、と意外に思うほどに大学のイベントもルーチン化してきた」と書いたのですが、4年目の今回は返っていつもとの違いが気になる様になりました。

 今年の発表会は月曜日。しかもその前の金曜日が休日で発表会直前が三連休になっています。今まで私の研究室では発表の前日のぎりぎりまで学生諸君と内容を詰めるのですが、今回はそうも行きませんでした。

 本学科の発表会では発表者の交代を迅速にするために一つのPCにプレゼンテーション用のファイルを集めています。今年度もそれは同じなのですが、例年発表前の休み時間に各自USBメモリを持ち寄ってノートPCにファイルを移していたものが、今回は事前にネットに提出する形式になったのです。(おそらく感染症対策としてプレゼンテーション用のノートPCに不特定多数が触らない運用のためでしょう。)ネットへのアップロードの刻限が土曜日の18時となっていました。そこまでで少なくともスライドの内容は決まってしまう。なので、あとは発表練習を頑張ろう、ということに。

 例年、発表前日は慌ただしく過ごすのですが、今年は少し静かな日曜日が発表の前日となりました。

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 学生諸君にとって、今日、そして明日は1年間の卒業研究(「創成課題」という授業での準備期間も入れると2年近く)の成果を発表する晴れの舞台です。自信を持って発表できる人、悔いの残る人、人それぞれなのは他の授業も同じですが、個々人が独立して行う卒業研究では自分の努力が直接結果となって目の前に現れるのです。これは、社会に出ても、あるいは大学院にすすんでも同じ事。授業という作られた箱庭での体験から本当の社会での経験への橋渡し、それが卒業研究なのでしょう。

江頭 靖幸

 

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