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今日で締め切り「研究室配属の希望調査」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 大学教育のメインはやはり卒業研究でしょう。授業や演習、実験などもありますがこれは高校までの授業にもあったもの。それに比べて全員必修で個別のテーマについてオリジナルな研究を進める、という卒業研究は明らかに別格です。研究内容もいろいろですが、それ以前に研究を行う場所、つまり所属する研究室もいろいろです。

 研究室配属は学生さん達の希望調査をベースに行います。昔だったら希望調査票を事務に提出して、という形になったでしょうか、いまは学生諸君はWEBで希望を提出、教員側にはリアルタイムで希望調査の状態を把握できるというシステムになっています。

 さて、学生の皆さんはどの研究室を選ぶのか。まずは情報を、ということで「研究室配属に関する説明会」を開いて説明の場を設けています。でも、各研究室10分程度の説明では情報不足、説明会のあとで各研究室を訪問して直接話を聞く、研究室を見学する、という学生さん達もいます。

 私の研究室にも訪問してくれる学生さんが何組か。特にルールは決まっていませんから、個別に来る人、友達とグループで来る人など、いろいろ。でも予めメールでアポイントを取る、というのは共通していました。卒論発表会の直前は結構忙しかったのでこの暗黙のルール(?)はありがたかったですね。

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 さて、研究室に来た2年生(もうすぐ3年生)の学生さん達に聞いてみると、私の研究室以外にもあちこち回っているとのこと。色々迷っているからこその見学でしょうから、それはまあ当然でしょう。ここは一番、一生懸命PRして…いやいや、別に商売をしている分けではない(いや、広い意味ではそうなるのか?)ですから、自分の研究室の特徴を説明して、後は学生さん本人に判断してもらいましょう。

 工学部だから応用化学科のどの研究室もモノづくりをしていると考えて良いでしょう。

 でもモノづくりの「モノ」はいろいろ。例えば「分子」というモノづくり、「材料」というモノづくりが応用化学の主流だよね。

 でも、うち研究室では「装置」というモノをつくっている点が特徴かな。

 うちは化学工学研究室だけど「化学工学」はもともと「化学機械学」と呼ばれていたんだ。「装置」というのは機械づくりに少し似ているかもね。

 見学に来る学生さん達に、こんな説明をしているうちに説明会から約一ヶ月が過ぎ、今日は学生さん達の希望提出の最終日となっています。以前「いろいろ悩みながら決めていって欲しい」と書きましたが、さて皆さんはどんな結論をだしてくれたのでしょうか。

江頭 靖幸

 

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