1945年にSDGsがあったら(江頭教授)
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最近何かと話題のSDGs(Sustainable Development Goals)ですが、これはもともと国連の掲げる世界の解決すべき課題のリストです。15年を単位として行動計画をつくり、それぞれの課題をどこまで改善できたかを検証する。先の行動計画はMDGsと呼ばれていて、SDGsはその第2弾になる訳ですね。
SDGsのスタートが2015年、MDGsのスタートは2000年ですからそれ以前にはこの「○○Gs」のシリーズはありません。でも、もし「○○Gs」があったら、と考えてみるのも面白いかも知れません。MDGsの一つ前は1985年スタート。その前は1970年スタート。同じように1955年と続くでしょうが、その前は1940年とはならないでしょう。
なんでかって?国連自体の設立が1945年なので、最初の「○○Gs」もここからスタートするしかありませんよね。
では1945年の「○○Gs」の中身はどんなものでしょう?
SDGsのゴールは全部で17個。これに比べてMDGsのゴールは8個です。一世代進むとゴールは2倍になるような。だとすると1985年スタートの「○○Gs」のゴールは4個、1970年スタートのものは2個。1955年スタートで1個。1945年スタートの最初の「○○Gs」のゴールは何と0.5個になってしまいます。いや、これはさすがにおかしいので1個でしょうか。
ということで、1945年、国連創立時の最初の「○○Gs」のゴールは一つだけ。なら「s」は要らないですね。さて、このたった一つの国連の目指すゴールは一体何でしょうか。
まず間違いなく「平和」でしょう。
今、2022年の2月。国連設立から77年が過ぎてなお、この最初の「ゴール」は達成できていない様です。
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