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2021年度の卒業研究審査会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 先日の記事にも書いたように2月14日(月)と本日2月15日(火)に応用化学科の「卒業研究審査会」を行っています。

 思い出すのは昨年度のこと。この審査会は金曜日と土曜日に実施されたのですが、この土曜日というのがまずかったのか本学のキャンパスで実施される大規模な試験と重なってしまいました。キャンパスの大きな教室はほとんど使われていて我々応用化学科が発表会に使うことができたのはキャンパスの反対側にある教室。これが結構遠くて、自分達の研究室との行き来には時間がかかったのです。

 今回は土曜日を過ぎて月曜日と火曜日での実施となったので部屋にも余裕が。応用化学科のある片柳研究棟という建物の大きな教室を使って発表会を行うことができました。別に自分の研究室と行き来する必要はないのですが、それでも移動距離が短いのは何か安心です。

 一方で安心できなかったのは雪のこと。2月13日の夕方頃からでしょうか。関東地方では急に「大雪に注意」というニュースが流れはじめましたが、こんなギリギリに警告されても対応できません。うーん、実際に大雪になったらどうしよう。

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 確かに13日の夕方から降り始めた雨は夜から雪に変わり一時はどうなるかとも思いました。でも深夜には再び雨に変わる時間もあり、結局それほどの積雪はなし。キャンパスも上の写真の様な状況で、少し雪が残っていましたが大きな支障はありませんでした。正直、何だったんだ、という不満もありますが、まずは安心しました。

 さて、肝心の発表会というか審査会。学生さんにとってはやはり緊張する場だったようです。何しろいつもの授業では説明を聞かせてくれる先生に向かって、この日ばかりは自分が説明しなくてはならない。いつもの授業とは真逆の状況で、これが本当の「反転授業」です。しかも普通の授業では一人しか現れない教員が全員集合です。(そうだよ、我々教員はいつも教室で学生さんの前に立つとき「多勢に無勢だ!」と感じているんだよ。)

 先生から教えてもらう、という学校の授業のスタイルはある意味で学生の特権です。それが説明する側にまわる、というのは特権を失うことではありますが、別の言い方をすれば大人になる、社会の一員になる、ということでもあります。その意味で卒論審査会での発表は大学教育のゴールである、と同時に社会人としてのスタートなのかも知れませんね。

江頭 靖幸

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