« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »

2022年3月

2022.03.31

学部長賞表彰(江頭教授)

|

 本学の学生に対する表彰制度、学長賞・学部長賞についてはこのブログでもこちらの記事で紹介しました。学長賞は成績優秀な学生に対する表彰制度ですが、学部長賞はすこし違った視点から表彰者を選びます。個人またはグループが対象で、各学部がそれぞれの学部の特性に応じた選考基準を設けることができます。応用化学科は工学部なので、本学科の学生は「工学部長賞」の対象者となります。

 先日(3月29日)の在学生ガイダンスのなかで、本年度の二年生と四年生に対する工学部長賞の表彰式が行われました。おっと、彼らが二年生や四年生になるのは4月1日からなので、正確には一年生と三年生ですが、そこは大目にみてください。工学部の学部長賞、二年生に対する表彰は「コーオプ演習Ⅰ」、四年生に対する表彰は「サステイナブル工学プロジェクト演習」を審査の対象としてグループを表彰することになっています。

Img_3642

続きを読む "学部長賞表彰(江頭教授)"続きを読む

2022.03.30

在校生向けのガイダンスを実施しました(江頭教授)

|

 2022年3月18日の卒業式が終わるとだんだん新年度の始まりが気になり出します。その新年度の気分を一気に盛り上げてくれるイベントが在校生向けのガイダンス。われわれ工学部は今年は3月29日がガイダンスの日となりました。もちろん、他の学部もガイダンスを行うのですが八王子キャンパスでは学部毎に日程をずらして実施しています。

 今年も1年生、というか新2年生、それに新3年生、新4年生に向けたガイダンスを行いました。もちろん内容は学科毎に異なります。工学部は3学科なので3学年×3学科、合計9会場でのガイダンス、はさすがに無理なので学年毎に時間をずらして1日で3回のガイダンスをこなすことになります。

 「入学時はともかく、大学でガイダンスなんか必要なの?」

 はい、必要です。本学に固有の「コーオプ教育」や大学院進学のための情報、在学生にも必要な情報を一気にまとめて伝達する、ガイダンスはそのための絶好の機会です。

20161_2_20220330055301

続きを読む "在校生向けのガイダンスを実施しました(江頭教授)"続きを読む

2022.03.29

春を告げる八王子キャンパスの桜(江頭教授)

|

 我々の応用化学科がある東京工科大学八王子キャンパスには大きめの池があります。(実は本学が持つ独自の下水処理システムの排水路でもあります。)この池の周りに植えてある桜、春になると見事な花を咲かせ、水面に映って実に美しい。で、今回はその桜が咲き始めている、というお話し。

 3月23日には極端な寒さに驚いているうちに雪までふるという有様。でも、その前は結構な暖かさでした。そのおかげか桜咲く(いや、本来の意味ですよ)というニュースはそれなりに聞いていたものの、八王子キャンパスの桜は少し開花が遅いように感じていました。たしか先週の金曜日にはまだまだだったような。それが月曜日には写真の様な様子です。

Img_3629

続きを読む "春を告げる八王子キャンパスの桜(江頭教授)"続きを読む

2022.03.28

オープンキャンパスを実施しました。ヴァーチャルオープンキャンパスも実施中です。(江頭教授)

|

 昨日、3月27日の日曜日、今年度最初の対面のオープンキャパスを実施しました。おっと、今年度最初は違いますね。まだぎりぎり3月なので、来年度最初の、となるのでしょうか。いずれにしても2023年入学の皆さんを対象としたオープンキャンパスです。

 ここしばらくの間、対面でのオープンキャンパスを実施できなかったのですが、今回は久々に対面での実施となりました。

 とはいえ、全く以前と同じとは行かず、いろいろな制限があります。まず最大の制限は完全予約制になったこと。密を避け、充分なソーシャルディスタンスを確保する、となると広い大学の教室でも限界があります。人数制限が必要で、訪問された方を断ることはできない、となれば必然的に定員を決めた上での予約制となるわけですね。

 また、以前は学生実験室に前研究室が展示を出すというかたちでしたが、今回は個別の研究室を見学していただくこととなりました。少人数のグループに分かれて各研究室を廻る、というスタイル。これも密を避けるためですね。

 このほかにも、全学部での共通の説明会などの大人数が集まる形式の催し物は中止になっています。今回は学部での説明が最初、その後学科に分かれる、という構成となっていてその分時間も短くなりました。

 実は今回のオープンキャンパスでは対面の他にオンラインのもの、いわゆるヴァーチャルオープンキャンパスも同時に開催、というか同時期に開催しています。こちらは時間の制限がないので3月7日から既にスタート、今月末の31日までの実施となっていますので、興味のある方は参加していただければと思います。(詳細はこちらから)

Photo_20220327164601

続きを読む "オープンキャンパスを実施しました。ヴァーチャルオープンキャンパスも実施中です。(江頭教授)"続きを読む

2022.03.25

白人酋長ものの新境地!映画『MINAMATA―ミナマター』の感想(江頭教授)

|

 今回はジョニーデップ主演の2020年の映画「MINAMATA―ミナマター」についての感想を。

 事実の基づいた物語。カメラマンとしてかつては名声を馳せたユージン・スミス。しかし今では、年を経て衰えてゆく自らを受け入れられずに酒浸りの自堕落な日々を送っていた。ある日尋ねてきたエキゾチックな魅力に溢れる美女に誘われるままに取材のための旅にでるユージン。彼が訪れたのは1971年の水俣。公害に対する補償を巡る大企業チッソと患者達の争いのなかでユージンは見失っていた自分を取り戻し、報道写真家として患者達の戦いを世界に伝えるために立ち上がる!

というお話し。最初は「ジョニーデップもこんな役をやるんだなあ。」と思えるような疲れた中年、いや初老の男を演じています。なるほど、これは主人公が情熱と自信を取り戻すお話しなんだな、と分かります。水俣に行って人々の複雑な想いや苦難にめげない勇気、温かい思いやりの心にふれて…、と思ったらそれでは済まないハリウッド。謎の美女と共にスパイアクションみたいな病院潜入で大企業の陰謀を突き止める(けど報道はしない)、など結構な活躍をしてみせます。ああ、これは「中年男の再起もの」と「白人酋長もの」を合体させた映画なのだな、と分かります。

 いままでの「白人酋長もの」だと「本国ではうだつの上がらない若者が新大陸で原住民のリーダーとなって大活躍、おまけに美女もゲット」という痛快なストーリーが定番ですが、それでは今のハリウッド映画の(ジョニーデップ映画の、かな)視聴者層にはアピールしないのでしょう。主人公は初老の男。リーダーなんて責任は負わなくてもしっかり特別待遇で、ちゃっかり美女もゲットというところが夢があって楽しいですね。

 

O0729108015009497856

続きを読む "白人酋長ものの新境地!映画『MINAMATA―ミナマター』の感想(江頭教授)"続きを読む

2022.03.24

「半導体不足」を実感した話、の後日譚(江頭教授)

|

 コロナ禍の影響で対面授業は無理、という時期に必要に迫られて導入したオンライン黒板ですが、これは意外と良さそうだ。そう思って対面授業でも使うことに。それまでと同様、 iPad+ApplePencile を使って対面授業に移行したのですが、こんどはなんか巧くいかない。よく考えるとスライドを表示するためのPCとオンライン黒板用のタブレットが分かれているのがNGなのでは。なんだかんだと入れ換えに手間暇がかかてリズムが悪くなる。うーん、どうしよう。いっそタブレット型のノートPCを買えば良いのでは。

 そう考えたのは去年の11月頃。よし、と思って発注したのが ThinkPad X12 Detachable でした。私は ThinkPad の愛用者、というかトラックポイントの愛用者なのでこれしかない!となったのです。

 なんで今頃そんな事を?いえ、この内容は、「半導体不足」を実感した話、として以前にも書いたことなのです。

 で、この記事はその後日譚。やっと ThinkPad X12 Detachable が届いた、というご報告です。

Img_3625

続きを読む "「半導体不足」を実感した話、の後日譚(江頭教授)"続きを読む

2022.03.23

3月なのに雪の八王子キャンパス(江頭教授)

|

 2022年の3月22日は全国的に冷え込んで雪も降るという生憎のお天気。20℃を越えて、春過ぎて夏来にけらし、などと思っていた数日前の天気が一気に冬に逆もどりした様です。三寒四温といえどこれはちょっと驚きです。この日(3月22日)が大変な一日になる、というのは実は前日(3月21日)の夜からわかっていました。私自身は普段天気予報を気にすることはないのですが「電力需給が厳しくなる」との情報にふれて事の次第を理解したのでした。

 雨の中を真冬と同じ格好で大学に来て過ごしているとやが雪に変わりどんどん気温が下がってゆきます。八王子のアメダスのデータでも、この日は昼になっても気温が上がらない、どころか夜から朝にかけて8~5℃程度だった気温が昼に欠けてどんどん下がり、氷点下ギリギリにまで下がるということが示されていました。 

Img_3622

 

続きを読む "3月なのに雪の八王子キャンパス(江頭教授)"続きを読む

2022.03.22

応用化学科の「学位記交付式」(江頭教授)

|

 ここ2回ほど本学の学位記授与式(卒業式)について書いてきたのですが、もう一回だけこの3月18日のお話しを続けさせてください。学位記授与式は大学の全体としての行事でしたが、我々応用化学科ではその後にもうひとつ別の「卒業式」を実施しているのです。

 全体の学位記授与式では各学部の総代(代表者、くらいの意味ですね)が学位記をまとめてもらう形式です。学生の人数を考えるとこれは致し方のないことです。総代以外の学生一人一人への学位記の交付は普通は各研究室で行うのですが、応用化学科では学科でこの「一人一人への学位記の交付」を行うイベントを行いました。全体の式が午前中に終わるので、午後一番で応用化学科4年の卒業生、そして工学系研究科で応用化学科研究室に所属している(していた、ですかね)修士修了生に集まってもらい、私達教員も参加の上で学科の卒業式、つまり「学位記交付式」を実施したのでした。

 式次第は学科長の挨拶から始まって学位記の交付、一緒に学生証の回収と大学の同窓会からの記念品の配付、という順番を予定していましたが、今回は片桐教授が工学系研究科の学科長として2回目の大学全体の卒業式に出席する必要があったために、まず集合写真の撮影からスタートしたのでした。

Sotsuen_shiki

続きを読む "応用化学科の「学位記交付式」(江頭教授)"続きを読む

2022.03.21

2021年度の卒業式(江頭教授)

|

 今回の「学位記授与式」いわゆる卒業式は昨年度2020年度と同様対面で実施されました。とはいえ感染症対策として密を避けるための工夫は行われています。昨年度は卒業式を大きく三つに分けて実施しましたが、今回は二分割で実施。蒲田キャンパスに所属する学部も一緒に八王子キャンパスで実施することとなりました。以前は入学式は蒲田キャンパスで、卒業式は八王子キャンパスで、と全学の学生が一緒に集まって実施したものです。今回は一緒に、とは言いがたいかも知れませんが同じ八王子キャンパスでの実施ができることになりました。

 今年の八王子キャンパス体育館の卒業式前の様子は以下の通り。昨年同様、父兄の方々の臨席はお断りしているので参加者は卒業生自身と我々教員だけ。学生と父兄の方々で混雑していたコロナ以前とくらべると人の数は少ないですね。

Img_3614

 我々応用化学科が所属する工学部は二分割のうち前半の部での実施。応用生物学部、コンピュータサイエンス学部と合同ですが充分な距離をとって着席してもらうことができています。以下の学長挨拶の時の写真でも椅子の間には間隔がとられていることが分かります。

Img_3617

続きを読む "2021年度の卒業式(江頭教授)"続きを読む

2022.03.18

本日(2022年3月18日)は卒業式です(江頭教授)

|

 あっ、正確には「学位記授与式」ですね。人が集まるイベント、とうことでご多分に漏れず本学の卒業式も2019年度は中止。2020年度は分散開催で、残念なことにご父兄の列席はご遠慮いただくこととなりました。今年の卒業式(2021年度)も、昨年度と同様の開催形式で実施します

 2018年度(2019年3月)の卒業式はこんな感じでとても賑やか。まだ平成なんですね。

Img_2442

 二年後に再開された、昨年度(2021年3月)は以下の通り。人っ子一人いなかった2020年度よりは大進歩ですが、学生と父兄の方々で混雑していた2019年度以前とくらべるとやっぱり人が少なくて一抹の寂しさが。

_002_20210321174801

 

続きを読む "本日(2022年3月18日)は卒業式です(江頭教授)"続きを読む

2022.03.17

アドバイザー面談のこと(江頭教授)

|

 本学の授業の終了は1月末。試験を入れても2月はじめまでなので、今の本学は長い春休みの真ん中です。春休みと言っても2月には卒業論文審査会や採点結果の報告、卒業者の認定などいろいろなイベントがあるので結構忙しい。で、その辺が一段落した段階で在校生向けの「アドバイザー面談」を行いました。

 「アドバイザー」は本学全体の制度です。高校生、中学生の皆さんに理解し易いイメージで言えば「担任の先生」のような役割だと思ってください。大学では研究室に所属すれば強固な人間関係ができるのですが、入学から研究室配属までの間、どこにも所属しない状態になるのが一般的です。この時期、大学生活になじめないと生活のリズムを壊すリスクが大きく、大学からドロップアウトしてしまう可能性が高いのです。それに対応するために作られたのがアドバイザー制度で、定期的に学生諸君と面談をすることでケアをすることになっています。

 アドバイザー面談は普通は春休みと秋休みに行うことになっています。以前は日にちを決めて行っていたのですが最近はある程度の期間をとって自由に日程を決めて面談することになっています。私はこの一週間に集中的に面談をすることにしました。

52_2_20220317034201

続きを読む "アドバイザー面談のこと(江頭教授)"続きを読む

2022.03.16

冷蔵庫のない生活(江頭教授)

|

 「冷蔵庫のない生活」いえ、正確には「冷蔵庫のコンセントをつながない生活」です。3.11の地震の後の電力危機の際、自分も節電ができないかと考えて、冷蔵庫のコンセントをつながないことにした、というお話し。

 まず、なぜ冷蔵庫か。

 これは家にある家電製品の消費電力を測定した結果です。電源コードとコンセントの間に挟むタイプの家庭用の電力計を買ってきていろいろな電気製品につないで測定。一番大きな電力を消費していたのが冷蔵庫だったのです。なるほど、冷蔵庫にはモーターが入っていて動力を消費しますし、洗濯機や掃除機などと違って一日中動いていますからね。昔のことなので記憶が曖昧ですが、冷蔵庫をコンセントから外すと2~3割程度の節電になったような。

 でも冷蔵庫を止めてしまって大丈夫なのか。これは都会で生活しているからできることなのですが「基本的に日持ちしない製品は当日消費する分だけ買ってくる」のが基本です。肉や魚といったタンパク質が多く含まれている製品は腐敗すると怖いのでこの対応で。買い物に行けなかったときはレトルト・缶詰なども選択肢に入ります。一方、野菜などは冷蔵庫に入れなくても意外と日持ちするものです。

Kaden_reizouko_tsumekomu

続きを読む "冷蔵庫のない生活(江頭教授)"続きを読む

2022.03.15

ワクチンパスポート「新型コロナワクチン接種証明アプリ」をインストールしてみた 3回目(江頭教授)

|

 先日、新型コロナウイルス感染症のためのワクチンの第3回の接種をした、という話はこちらの記事に書きました。3回となればもう慣れたもの、かと思いましたが意外と副反応があった話もこちらに書きました。

 今度は「新型コロナワクチン接種証明アプリ」、いわゆるワクチンパスポートの証明書をアップデートしよう、というお話しです。ワクチンパスポートをインストールした話はこちらに。

 さて、まず現在の接種証明書を以下に。

Img_3601

 証明書には接種回数も書いてありますが、これは自動更新されるわけではありません。この時点で3回目の接種から1週間以上過ぎているのですが、まだ表示は2回のままです。右下の「+」マークをタップして更新開始です。

続きを読む "ワクチンパスポート「新型コロナワクチン接種証明アプリ」をインストールしてみた 3回目(江頭教授)"続きを読む

2022.03.14

「自己責任」とは(江頭教授)

|

 大学の学部は4年制、大学院と一貫で3年半で終わる学生さんもいますが、基本的には4年間で卒業と決まっています。

 とはいえ、必ずしも全ての学生さんが予定通りに卒業できる訳ではありません。学業の途中で病気になる場合、経済的な問題で学業を続けられない場合もあるのです。そんな場合の一つの選択肢として休学という制度があります。一旦大学を休んで問題が解決するのを待って大学に戻ってくる。先日、そんな休学制度を利用している学生さん達が本学に復帰するためのガイダンスを行いました。休学する学生さんの人数はそれほど多くはないので、このガイダンスは応用化学科だけではなく工学部で共通、学年も全学年共通で実施しました。

 私は教務委員長なので授業に関連する説明をしました。教務関係で学生さんのアドバイスするのは三つの計画を立てること。どんな科目の単位をとって何年後に卒業するかを決める「履修計画」、今期学修する授業を具体的に決める「時間割」、最初の授業に出席するための第一週の「行動計画」。その話をした後でふっと口をついてでたのが表題の「自己責任」の話です。

Business_sekinin

続きを読む "「自己責任」とは(江頭教授)"続きを読む

2022.03.11

3.11から11年(江頭教授)

|

 3月11日、いわゆる「3.11」は東日本大震災が起こった日です。あれから11年が過ぎました。昨年が10年という区切りの年だったから、あるいは騒然とした世界の状況のせいか、今年はこの地震、そして津波に関連した話題が少し少ないような気もしています。

 2011年3月11日、まだ東京工科大学の工学部も応用化学科も設立されていない頃です。私は大阪大学の基礎工学部というところに所属していて豊中市のキャンパスにいました。地震か起こったちょうどその時間、卒業間近の学生さんと論文の修正について打合せをしていた。地面の揺れを感じて、はじめは大きな地震ではないな、と感じたのですがいつまで経っても振動が止まらない。やたらに長い時間揺れ続けていた記憶があります。(地震からかなり後になりますが、東日本大震災の地震の震動の広がりをグラフィカルに示した動画を見たのですが、震源地よりはなれた地域の方が長く揺れが続いていたようです。)

Photo_20220311092102

NHKでは今年もこの震災についての特設ページを設けています。

続きを読む "3.11から11年(江頭教授)"続きを読む

2022.03.10

「千年の恋も冷めるほど汚い字」(江頭教授)

|

 「あんたの字は千年の恋も冷めるほど汚いよ」とはまあひどい言い方ですね。これは私の母方の叔父が子供の頃に言われたことなのだそうです。でも、「未来では機械が字を書いてくれるから大丈夫だよ」と言い返したとか。今から70年ほど昔の話なので「コンピュータ」いや「電子頭脳」が開発されてから間もないころですから、なかなかの先見の明と言えるでしょう。

 果たせるかな、叔父の予想は大当たり。その後開発されたワープロ、そしてパソコンとプリンターによって「活字」のクオリティの文字を紙に印刷することはたやすいことになりました。そして今では紙すら不要になりそうな勢いです。未来を正確に予測していわれなき批判を跳ね返した叔父のことを私は誇りにおもいます。とはいえ、若干複雑な気持ちも。なぜなら「千年の恋も冷めるほど汚い字」と言ったのは他ならぬ私の母だったからです。

 そもそも私がこの話を知っているのは母がこの話を子供の頃の私にしたからです。で、その理由は「あんたも字が汚い」から。私は子供後頃に幼き日の叔父に仲間意識を感じたものでした。

Computer_wapuro

 

続きを読む "「千年の恋も冷めるほど汚い字」(江頭教授)"続きを読む

2022.03.09

BIG AMAZON is watching YOU!(江頭教授)

|

 皆さんは大手通販サイトのAMAZONをご存じでしょうか、という書き出しも少し白々しいですね。いま、2022年の時点でAMAZONを知らない人は少ないのでは。(使った事のないひとはそれなりにいるでしょうが。)

 さて、私自身ですが、このAMAZONのサイトを個人的利用することもありますし、大学で必要なちょっとしたモノのの購入に利用することもあります。本来なら個人のアカウントと大学で使用するアカウントは分けて管理すべきなのでしょう。でも、なし崩し的に使い始めたためにいまだに同じアカウントで使っています。

 で、今回の本題です。毎年今頃の季節になるとAMAZONでの購入に際して下の図の様な表示がでてくるのですが、一体どうしたことか、というお話し。これはAMAZONの「 Prime Student 会員」登録への勧誘です。「通常会員費の半額の月額¥250(税込)でご利用いただけ」る、というお得な申し出なのですが残念ながら「学生限定」。なのに私に勧誘をかけてくるというのは私のことを学生だと思っているのでしょうか。

Photo_20220306085301

続きを読む "BIG AMAZON is watching YOU!(江頭教授)"続きを読む

2022.03.08

続・3回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(江頭教授)

|

 第一回、第二回につづいて第三回のコロナウイルス感染症ワクチンを接種してきた、という話をしたのは昨日の記事でした。日曜日に接種してこの記事が月曜日の朝に公開ですから、接種後1日たたない間に書いた記事でした。で、その末尾には

実際受けてみると、初回、第2回と同様に筋肉痛はあったものの他の副反応は感じられませんでした。

と書いたのですが、ここでお詫びをしなくては。この記事を書いた後、昨日の月曜日(2022/03/07)のうちにだんだん副反応が出てきたのです。

 実は今回のワクチン接種は17:45からのグループでした。ですから昨日の記事を書いた時点でまだ24時間たっていなかったのです。昨日の朝の時点ではまさに「筋肉痛はあったものの他の副反応は感じられ」ない状態でした。それが夕方頃、接種から24時間ぐらいから体のだるさを感じるように。家に帰って体温を測ってみると体温が37.1℃。別に騒ぎ立てるほどの体温ではありませが、私としてはめったにない高い体温で、体のだるさも感じたのです。

 

Sick_hatsunetsu_man

続きを読む "続・3回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(江頭教授)"続きを読む

2022.03.07

3回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(江頭教授)

|

 私が第一回の新型コロナウイルス用のワクチン接種を受けたのはこちらの記事で紹介した様に7月11日の日曜日。第二回のワクチン接種はそれから3週間が過ぎた8月1日の日曜日。第一回のワクチン接種は東京工科大学近くの小学校だったのですが、第二回の会場はズバリ東京工科大学八王子キャンパスでした。8月1日はなんと八王子キャンパスでの最初の接種の日、という恵まれたタイミングだった、という話はこちらの記事で紹介したことです。

 とまあ、これで一件落着かと思えばさにあらず。オミクロン株の拡大によって3度目の接種が必要となったことは皆さんご存じのことですね。

 これは私も第三回のワクチン接種をしなくては、と思っていると、八王子市から「新型コロナウイルス 3回目接種のお知らせ」という封筒がとどきました。(いや、このタイトルには「ワクチン」と入れておくべきだと思うなぁ。)

 同封された文書を読むと3回目のワクチン接種は「2回目の接種が終了した日から、原則8か月以上経過後」に接種が可能だとか。だとすると4月1日か、と思ったのですが、注釈までよく読むと「18歳から59歳の方は7か月以上の間隔をおいて前倒し接種をすることが可能」とありました。なら3月から接種ができるな。こんどもまた東京工科大学のキャンパスで接種すれば簡単だ。そう思って予約サイトにアクセスしたのですが、なんと本学キャンパスが候補にでてこないのです。

 しらべると東京工科大学での接種は2月中まで。3月1日ではギリギリ間に合わなかったのです。うーん。私があと1歳年上で60歳なら「6か月以上」の間隔になって本学キャンパスで接種できたのに。タイミングが悪いなあ。結局、場所を知っているところ、ということでJR八王子駅前の「八王子スクエアビル 第3会場(7階)」を選択。日にちは休みの日を、ということで3月6日を選びました。この会場はちょうどこの3月6日からオープンだとか。これは2回目と同じですね。

 ちなみに、商業施設としての「八王子東急スクエア」は今では名称が変更されて「八王子オクトーレ」となっています(下の写真もう古くなっているのですね)。でも、建物そのものはいまでも「スクエアビル」なのだそうです。

Photo_20220306202001

続きを読む "3回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(江頭教授)"続きを読む

2022.03.04

ホームセンターの「Bunnings」のこと(江頭教授)

|

 前回はホームセンターの「ホーマック」について書きましたが、今回はついでにホームセンターの「Bunnings」の話をしたいと思います。

 まず、皆さんは「Bunnings」というホームセンターを知っているでしょうか。これ、日本のホームセンターではなくてオーストラリアにあるホームセンターなのです。私は研究の関係でオーストラリアでフィールドワークをしていて、現地入りの前にこのBunningsでいろいろなものを買い込んたものです。まあ、最近は行けてないのですがね。

 当時は西オーストラリア州のパースから現地入りしていたのですが、パースの周辺にもたくさんのBunningsのお店がありました。さすがにパース中心部の市街地にはありませんが、郊外のハイウェイ沿いの要所要所にある、という感じ。内陸に入っても少し大きめの都市、いや街なら必ずある、という印象です。

 このオーストラリアのホームセンターですが、日本のホームセンターと似ているところもありますが、やはり違いもあります。

C1ce010a20feb2f0f2ff84d9497fe593

続きを読む "ホームセンターの「Bunnings」のこと(江頭教授)"続きを読む

2022.03.03

ホームセンターの「ホーマック」のこと(江頭教授)

|

 我々応用化学科の所在は東京工科大学の八王子キャンパスです。この八王子キャンパスの最寄り駅が横浜線の八王子みなみ野駅。そして八王子みなみ野駅のすぐそばには「DCMホーマック 八王子みなみ野店」というホームセンターがあります。

 というわけで「ホーマック」という名前はよく知っていたのですが3月1日付けで下の様なニュースが。そう言えば「ホーマック」という名称の他に「DCM」という名前も結構見かけるような。「ホーマック」はDCMホールディングスの運営で、今後「DCM」という名称に変わるんですね。

 それはそれとして「北海道民に親しまれ…」ってなんだろう。すこし調べると「ホーマック」というホームセンターはもともと北海道の「石黒ホーマ」というホームセンターが起源なのだとか。私は東京工科大学に移ってきてはじめて「ホーマック」という名前を知ったので北海道発祥だとは今の今まで知らずにいました。で、「ホーマック」の他にも日本の各地にある複数のホームセンター事業を営む会社が統合して「DCM」という会社になったのだそうです。

 ホーマックにかぎらずホームセンターが近くにあるというのは大学の研究室にとってはありがたいことです。

1_20220302200801

続きを読む "ホームセンターの「ホーマック」のこと(江頭教授)"続きを読む

2022.03.02

書評 絵本 「ペンギンのこまりごと」(片桐教授)

|

 日曜日の朝、6:15頃から、NHKラジオ第一放送で、「落合恵子の絵本の時間」という番組をやっています。先日(2月13日),付けっぱなしのラジオでそれを聞いていたら、「ペンギンのこまりごと」という絵本を紹介していました。
https://radiko.jp/share/?sid=JOHK&t=20220213060000

 ストーリはペンギンがぶつぶつと不満を言っているのをセイウチのおじさんが慰める?諌める?おはなしです。セイウチのおじさんがどのように不平不満を抱えたペンギンを諭すのか、でも,ラジオではそこのネタばらしはしなかったので気になり、アマゾンの衝動買いで購入しました。2090円でした

 このブログでもセイウチのおじさんの言い分はネタばらしになるので、述べません。でも、セイウチのおじさんは若者の言う「ウザおやじ」でしょうか。私もウザおやじになっていないか、反省させられます。

100000009003457195_10204_002

 

続きを読む "書評 絵本 「ペンギンのこまりごと」(片桐教授)"続きを読む

2022.03.01

困ったもんだよ「フィッシングメール」(江頭教授)

|

 我々応用化学科が所属する東京工科大学の工学部、その設立は2015年です。私を含め、数人の教員はその前年から設立準備のために本学に移動してきましたから、私は2014年、というか2014年度のはじめに本学に着任したのです。

 さて、その際に本学の新しいメールアドレスをもらったのですが、すぐに気が付いたことがあります。いわゆる迷惑メールの類がほとんどなくなったのです。

 これはありがたい。迷惑メールで深刻な事態に陥ることはなかったのですが、文字通り迷惑はしていましたから、すっきりした気分だったことを覚えています。ところが、それからほぼ8年。また迷惑メールが届くようになってきました。

 例えば「Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります」などというタイトルで「こちらのURLを確認してください」と書いてあるメール。残念ながら私は「Amazonプライム」の会員ではないのですぐにおかしいと気が付きます。でも出している側は数うち当たる、という目算で相手かまわず送信しているのでしょうか。このような、いわゆるフィッシング詐欺のメールが日に何通も届くようになりました。いや、本当に迷惑。

Photo_20220228051501

続きを読む "困ったもんだよ「フィッシングメール」(江頭教授)"続きを読む

« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »